風船爆弾 映画で語り継ぐ 一宮町で25日に上映会 (千葉県一宮町)

【千葉】
風船爆弾 映画で語り継ぐ 一宮町で25日に上映会
東京新聞2012年11月18日



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草むらにたたずむ「風船爆弾打ち上げ基地跡」の石碑と宗形祥子さん=一宮町で


 九十九里浜に面し、サーフィンショップや新築住宅が目立つ一宮町東浪見。道路沿いの草むらに高さ一メートルほどの石碑がひっそりとたたずむ。「風船爆弾打ち上げ基地跡」と刻まれている。太平洋戦争末期、この町から風船爆弾が東方に向けて放たれた。そんな歴史を知ってほしいと、住民有志がある映画の上映を企画した。 (佐々木香理)

 「風船爆弾」は和紙とコンニャクのりでできた直径十メートルの気球で、爆弾や焼夷(しょうい)弾をぶら下げている。秘密戦にかかわった「陸軍登戸研究所」(川崎市)が製造を指揮。上空八千~一万メートルに吹く偏西風を利用し、米本土に落下させるのが目的だった。

 一宮町はこの風船爆弾の「放球地」のひとつとなった。いまは松林が海べりまで自生する一宮海岸だが、当時は一面の砂浜で遮蔽(しゃへい)物もなく、目視の観測には絶好の地形だった。東京・都心部の日劇や東京宝塚劇場などで造られた風船爆弾を運ぶ鉄道輸送の面でも便利。明治期以来の保養地で宿所が多く、研究者たちの寝食に事欠かなかったことも放球地に適していた。

 風船爆弾は偏西風が強まる冬期、この地から数百個が打ち上げられたという。米オレゴン州に落下、児童を含む数人の死者を出したとの記録もある。終戦直後、陸軍の極秘命令で風船爆弾にかかわる記録の多くは闇に葬り去られた。七十年近くたった現在、放球地の実態を知る住民はほとんどいない。

 一体どんな秘密戦だったのか。薄れゆく町の歴史を伝えようと集まった住民有志が、研究所の全容に光を当てた長編ドキュメント映画「陸軍登戸研究所」の上映を計画した。

 上映委員会代表の宗形祥子(さちこ)さん(60)によると、映画は日本映画学校(川崎市)の講師だった楠山忠之監督が約七年をかけ関係者四十人に取材した「証言集」となっている。一宮町の石碑が登場し、町内のお年寄りが、幼少期に風船爆弾が飛んでいくのを見たと証言する場面もある。

 宗形さんは「一宮町での上映は楠山監督たっての希望だった」と話す。昨年三月十一日、一宮町長らと川崎市の陸軍登戸研究所資料館を訪れたことがきっかけだった。

 委員会では風船爆弾を描いたポスターやチラシを作成し、地元の喫茶店やコンビニなどでチケットを販売している。宗形さんは「町の隠された過去を伝えていきたい」と、特に若い世代の観賞を望んでいる。

 上映は二十五日午後一時半から、一宮町のホテル一宮シーサイドオーツカフェニックスホールで。問い合わせは、宗形さん=電090(9324)1681=へ。





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