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zoom RSS 【白石あづさのへんな世界】 英国人は食事がまずくても平気な理由がわかった!

<<   作成日時 : 2017/04/01 08:37   >>

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白石あづさのへんな世界
英国人は食事がまずくても平気な理由がわかった!
日刊ゲンダイ2017年3月22日

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/201883


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「料理でわかるヨーロッパ各国気質」片野優、須貝典子著/実務教育出版 1500円+税

 スリッパのような弾力の強情ステーキ、砂漠に置き去りにされた気分になる塩スープ、丸1日煮込んだのではないかと思われる泥パスタ……東アフリカの国々で出される投げやりな料理の数々。自分で作ったほうがましだとホテルで自炊を始めた私を横目に、欧米人は平気な顔をして外食へ。ひとり残った英国女子に「ユーは行かないの?」と聞いたら、「香港返還までマレーシア人コックの食事で育った私に英国は地獄! お願い、食事に交ぜてくれない?」と訴えるのだ。

 東アフリカが揃いも揃ってまずいのは元英国領だからだと思う。なぜならウガンダから元仏領のルワンダへ国境を一歩またいだだけで、卵焼きさえも格段にうまい。ベトナムのフランスパン、日本統治時代に生まれた台南料理など占領の歴史は悲しいが、美食同士ならおいしさはパワーアップする。もし英国が日本を攻めてきたら大変だ。私もフライパンを武器に全力で戦うだろう。

 ところで、なぜ英国人はまずくても平気なのか? という疑問に、さまざまな視点から答えてくれるのが本書である。味がなくなるまで加熱するのは病気がはやったからであり、ファストフードが台頭したのは産業革命の忙しさから。

 そして成り金になった中流階級がコックを雇おうにも人材不足。未熟な召し使いの若者に料理を作らせるも味は諦めざるを得ない。では上流階級が美食三昧であったかというとこれまた違う。厳しいパブリック・スクールに入れられた子息は寮の質素な食事に慣らされる。

 ゆえに食事が簡素でも我慢できる英国人だからこそ、植民地を拡大できたのだろう。その国の歴史や地理、性格、民族など複雑に絡み合って味が決定するおもしろさ。ほかにも、なぜドイツ人はジャガイモが好きなのか、トルコ料理が世界3大料理になった理由など興味深い話ばかり。1話ずつ味わうように読める一冊だ。

白石あづさ
日本大学芸術学部卒。地域紙の記者を経て約3年間の世界放浪へと旅立つ。現在はフリーライターとして旅行雑誌などに執筆。著書に「世界のへんな肉」「世界のへんなおじさん」など。

「料理でわかるヨーロッパ各国気質」 片野 優, 須貝 典子著(実務教育出版 1,620円税込)


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実務教育出版
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商品基本情報
発売日: 2016年09月23日
著者/編集: 片野 優, 須貝 典子
出版社: 実務教育出版
サイズ: 単行本
ページ数: 272p
ISBNコード: 9784788911819

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
イギリス料理はなぜまずい?EU危機の本質を食から読み解く、ユニークなヨーロッパ論の誕生!

【目次】(「BOOK」データベースより)
イギリスーなぜイギリス料理はまずいと言われるのか
フランスーワインで人物鑑定!?独善的な気質が生んだ世界最高峰の料理の秘密
オランダー寛容でケチな自由主義者はまずい料理がお好き!?
ベルギーー自称「世界で最もダサい国民」が食す美食の宴
ドイツー真面目一徹の国民がジャガイモを愛する理由
オーストリアーハプスブルクがもたらした「小さなワイン大国」という果実
スイスー「世界一リッチな国」は「世界一のレストラン大国」
ギリシャー「地中海ダイエット」でメタボ大国!?
イタリアーマザコンが愛するパスタの国
スペインー「ヨーロッパの関西人」は、なぜ1日に5食も食べるのか?
ノルウェーー世界で2番目にビックマックが高い人権先進国の名物料理
スウェーデンーバイキング発祥の地で振る舞われるノーベル・ディナーのスペシャル度
ロシアー野暮が嫌いな大国で愛される農民料理と宮廷料理
チェコー世界で一番ビール好きな国民のおふくろの味
ハンガリーーハイドンも愛したパプリカが決め手の郷土料理
セルビアー正直で不器用な国民性とバルカン料理の謎
クロアチアージブリ映画の舞台で食される肉とシーフードの2大潮流
ボスニア・ヘルツェゴビナーオシムの故郷で振るまわれる絶品の田舎料理
マケドニアー旧ユーゴで一番の料理上手 郷土バーガーのアイデンティティー
トルコーなぜ、トルコ料理は世界三大料理の一つになったのか

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
片野優(カタノマサル)
東京都立大学法学部卒業。ジャーナリスト。集英社退社後、1991年よりオーストリアのウィーンに暮らす。ハンガリーのブダペストに滞在中は現地在住の日本人向けミニコミ雑誌『パプリカ通信』を創刊。現在、セルビア共和国のベオグラード在住。旧ソ連や北極圏を含むヨーロッパ各地を訪問・取材し、文化・歴史・環境・旅をテーマとした情報・記事を発信している

須貝典子(スガイノリコ)
東京女子大学短期大学部卒業。ライター。集英社退社後、1991年よりオーストリアのウィーンに暮らす。ハンガリーのブダペストに滞在中は現地在住の日本人向けミニコミ雑誌『パプリカ通信』を創刊。現在、セルビア共和国のベオグラード在住。旧ソ連や北極圏を含むヨーロッパ各地を訪問・取材し、文化・歴史・環境・旅をテーマとした情報・記事を発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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