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zoom RSS 「雲のうえの千枚ダム」西谷大著(社会評論社 2400円+税)

<<   作成日時 : 2017/03/22 00:02   >>

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「雲のうえの千枚ダム」西谷大著(社会評論社 2400円+税)
日刊ゲンダイ2017年3月18日

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/201659


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 ミャンマー、ラオス、ベトナムの3カ国と国境を接する中国の雲南省には、雲海の上に広がる大棚田地帯がある。本書は、この大棚田を有する海抜およそ1100メートルの金平県者米谷に、約10年間住み込んで行ったフィールド調査をもとにまとめたルポルタージュだ。

 者米谷は、タイ族をはじめ、アール、ヤオなどの8つの少数民族と漢民族が暮らす政治的に微妙な地域で、等高線の入った地図は販売されていない。

 このため、まず人の集まる市で情報収集から始めなければならなかった。たとえばタイ族の場合、水田をドジョウやウナギを捕るためにも利用する。タイ族の女性が結婚相手を選ぶ際には、動物性タンパク質を手に入れてくれるこの水田漁労のうまい男性がもてるというのも面白い。

 なお、現在、雲南省内では外国人による調査の許可が下りないため、本書は民俗学的な資料としての意味も持つ。

 大棚田地帯の光景と人々の表情をとらえた写真も収録されている。

「写真紀行 雲のうえの千枚ダム 中国雲南・大棚田地帯 (キオクのヒキダシ)」 西谷大著(社会評論社 2,592円税込)


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──人間を研究してみたい。
 人と自然との関係を調べる生態人類学的な調査が、自分にとても向いていることがわかった。
 現地に出かけ自分の目でみて人と出会い、本やテレビやインターネットなどの情報による自分の常識が壊れていくおもしろさはやめられない。
 私の研究の発想や楽しみは、常にフィールドから生まれてきた。でも何も雲南の、しかもさらに「辺境」にまで行く必要はない。どこでもいいのでちょっと旅に出て、自分の目でみて常識を疑うと何かしら発見があり、それは本当に楽しいし人生を豊かにしてくれる。
──とくかくまず歩けばいい。

(富士ゼロックスPR誌連載「棚田に生きる」書籍化)





写真紀行雲のうえの千枚ダム [ 西谷大 ]
楽天ブックス
中国雲南・大棚田地帯 キオクのヒキダシ 西谷大 社会評論社発行年月:2017年01月 ページ数:27


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商品基本情報
発売日: 2017年01月16日頃
著者/編集: 西谷大
出版社: 社会評論社
サイズ: 単行本
ページ数: 271p
ISBNコード: 9784784517336

【目次】(「BOOK」データベースより)
見える水と見えない水ー雲南の棚田と千葉の二五穴
棚田に生きるー雲南調査から(犬棒調査のはじまり
トラの棲む黒い森
七十個の魂
水と棚田
ヤオ族の歌垣
者米谷の定期市(前編)
者米谷の定期市(後編)
者米谷の食
魚を捕ると結婚できる話
国境の赤い十字架
消える棚田と残る棚田
フィールドとの邂逅)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
西谷大(ニシタニマサル)
国立歴史民俗博物館教授。熊本大学文学部史学科(1984年卒業)、熊本大学大学院文学研究科史学専攻修士課程(1986年単位取得退学)、中華人民共和国中山大学人類学系(1989年まで留学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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