【書評】  不思議なウィーン 河野純一 著 (平凡社・2376円)

【書評】
不思議なウィーン 河野純一 著
東京新聞2016年10月16日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/shohyo/list/CK2016101602000189.html


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◆歴史ある街を謎解き

「不思議なウィーン」河野 純一著(平凡社 2,376円税込)


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【内容情報】(出版社より)
◎街 
国旗/国章/シュテファン大聖堂の鐘/シャニガルテン/道路説明板/ブルートガッセ/窓から覗く人/無名戦士像/カカーニエン国/エリーザベト像/エリーザベト・ルーエとエリーザベト・ヘーエ/ゼッセルフラウ/体重計/切手
◎人と生活
犬洗い小僧/犬の捕獲屋/靴屋の小僧/道路掃除人/見習い制度/火葬/ニンフたち/死刑執行人/ハンドレー/葬儀博物館/ヒトラーの切手
◎音楽  
国立歌劇場の緞帳/国立歌劇場のロビー/国立歌劇場/双頭の鷲/撞木型十字/ウィーン市歌/シュテルンジンゲン/ヨハン・シュトラウス/シュピッテルベルクの歌/ラデツキー行進曲/ファルコ
◎衣 
服飾令/扇ことば/水着/ジラルディ・ハット/ハイカラー/ウィーン・ブラウス/コルセット/かつら/帝国王国宮廷御用達洋服店/ボタン/ブーツ
◎食 
ウィーナー・シュニッツェル/マンドレッティ/ワイン/エスプレッソ・コーヒー/カフェの会計係/給仕長/コーヒーの種類/給仕試験/モーツァルトクーゲル/マナー・シュニッテ /ミリラームシュトルーデル/焼き栗売り/ブルートヴルスト
◎住
ハエ取り器/シュレーバーガルテン/クラインガルテン/玄関マット/共同トイレ/行列と椅子/ドレーキップ窓/牛の目ガラス/エレベーター/中央墓地
◎建築 
パヴラッチェン/ドゥルヒハウス/フィリップホーフ/ロースハウス/愚者の塔/ユーゲントシュティールの教会/シシー礼拝堂/ベルヴュー館/テセウスの神殿/ラートハウスマン 
◎季節と自然 
ばらの騎士たち/マロニエ/登山/クリスマス・マーケット/カエルの像/生命の樹の環/スケートリンク/アイスホッケー/水飲み場/首相のクリスマス・メッセージ
◎交通と通信
ドナウ蒸気船会社/自動車学校/マルティンホルン/フィルテルテレフォン/ツィルムルバフィ/馬はキュウリのサラダを食べない/電話ボックス/鉄道馬車/ヨーロッパ最短の市電/世界最急勾配の路面電車


不思議なウィーン: 街を読み解く100のこと
平凡社
河野 純一

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河野 純一 平凡社発行年月:2016年08月27日 予約締切日:2016年08月25日 ページ数:4


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商品基本情報
発売日: 2016年08月27日頃
著者/編集: 河野 純一
出版社: 平凡社
サイズ: 単行本
ページ数: 408p
ISBNコード: 9784582837377

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
その不思議さは、街を歩くと見えてくる!人と生活から音楽、衣食住、建築、季節、自然、交通、通信までウィーンの思いがけない魅力に出会える100の視点。

【目次】(「BOOK」データベースより)

人と生活
音楽



建築
季節と自然
交通と通信

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
河野純一(コウノジュンイチ)
1947年横浜生まれ。横浜市立大学名誉教授。専門はドイツ語ドイツ文学。東京外国語大学大学院修了。ウィーン大学客員教授を経て、横浜市立大学にて教鞭を執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

[評者]青山孝徳=社会思想史研究者

 『月刊ウィーン』誌連載の記事百選。犬の捕獲人や死刑執行人、服飾令やカエルの像、共同トイレや牛の目ガラスなど、あまり知られない「もの」と「こと」を通して、ウィーン(とオーストリア)の歴史をたどり、市井を描く。

 一九三八年三月、ヒトラーのドイツがオーストリアを併合し、多くのオーストリア人がこれを歓迎した。では『サウンド・オブ・ミュージック』のトラップ大佐はなぜマリアや七人の子供と亡命しなければならなかったのか? 大佐が反ナチスだったことはわかるが、映画は詳しく説明してくれない。謎解きの手がかりは、パーティで大佐が首に付けていた撞木(しゅもく)型十字の記章。これは「オーストリア・ファシズム」と呼ばれる、当時の体制の象徴。大佐はナチス・ドイツに抵抗した権威主義体制の支持者として、ナチスに追われ、逃れて行くのである。

 「コーヒーの種類」では十四種の名が挙がる。シュヴァルツァーはブラックコーヒー、ブラウナーは少しミルクを加え、メランジュはミルクとコーヒーが半分ずつ…。では、マリア・テレジアはどんなコーヒー? まずは先の三つだけでもカフェの敷居がかなり低くなるのでは。

 話題はウィーンの街、衣食住、音楽、建築、季節と自然、交通と通信に及び、興味が尽きない。どの話からでも楽しく読み始められる本である。

 (平凡社・2376円)

<こうの・じゅんいち> 1947年生まれ。横浜市立大名誉教授。著書『ウィーン遺聞』。

◆もう1冊 
 P・ホフマン著『ウィーン』(持田鋼一郎訳・作品社)。モーツァルトなどの才能を生み、悲劇を経験した都を描く。


ウィーン――栄光・黄昏・亡命
作品社
ポール・ホフマン

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栄光・黄昏・亡命 ポール・ホフマン 持田鋼一郎 作品社発行年月:2014年07月 ページ数:463p


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