【東京】  「シブいビル」に注目 64年東京五輪前後の建築を一冊に 東京新聞2016年9月23日

【東京】
「シブいビル」に注目 64年東京五輪前後の建築を一冊に
東京新聞2016年9月23日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201609/CK2016092302000169.html


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本に収録された新橋駅前ビルの写真。当時最新の輸入ガラス材を使った格子に覆われているのが特色だ=港区で

 一九六四年の東京五輪前後に建設された都内のビルの魅力を伝えようと、同じ年に生まれた文筆業鈴木伸子さん(51)が「シブいビル」を出版した。二度目の五輪が開かれる二〇二〇年に向けて都心の再開発が加速する中、「この時代のビルが東京から全て消えてしまう前に」との危機感から一冊にまとめた。 (小林由比)

 外観を特徴付けている屋上の回転展望レストラン、内部のモザイクタイルの壁画、ビルができた当時からある地下の喫茶店…。取り上げたビルの一つ、東京交通会館(千代田区有楽町)だ。「石が埋め込まれた床とか、何げない部分に温かみを感じる」と言う。

 他にも、民芸調の陶板タイルが美しい有楽町ビル(同)、外壁にガラスブロックを使った柳屋ビルディング(中央区日本橋)、当時最新の輸入ガラス材を使った格子に覆われた新橋駅前ビル(港区新橋)など、二十のビルが登場する。外観や内部のデザインの特色や歴史が、カメラマン白川青史さんの写真と共につづられている。

 この時代のビルは、歴史的な価値を共有しやすい戦前の建物に比べると注目されにくいが、鈴木さんは「今のビルにはない工法やデザインが面白く、歴史を経てきた輝きもある」と解説する。

 雑誌「東京人」の編集に携わり、現在は街歩きなどをテーマに執筆する。数々のビルは、東京で生まれ育った鈴木さんにとって思い出や愛着のある場所だ。

 「新しいものがどんどんできるのが東京という街。それ自体に反対ではない」と鈴木さん。それでも、「今からつくろうと思ってもつくることができない技術や雰囲気は、すでに歴史的価値。戦前の建物も取り壊しが決まると止められない、ということが繰り返されてきた。そうなる前に、若い人たちにも『シブいビル』の価値を知ってほしい」と願う。

 「シブいビル」はリトルモア刊、税別千七百円。

「シブいビル 高度成長期生まれ・東京のビルガイド」 鈴木 伸子, 白川 青史著(リトルモア 1,836円税込)


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昭和のビルよ、永遠にーー。
1964 年東京オリンピック前後、高度経済成長期に建設された、昭和の香りただようビル。
建設から半世紀を経て、建築として円熟味の増したシブい味わいが、たまらなくカッコイイ!

本書は、雑誌「東京人」の副編集長を長年つとめ、町歩きの達人とも言える著者が、
1960年代、高度経済成長期に建設された、味わいのあるシブいビルを紹介した東京のビル・ガイドです。
多くの図版と、ポイントや建築的トピックを詳細に解説し、見応え、読み応えのある一冊になりました。

【内容情報】(出版社より)
昭和のビルよ、永遠にーー。

1964年東京オリンピック前後、高度経済成長期に建設された、
昭和の香りただようビル。

建設から半世紀を経て、建築として円熟味の増したシブい味わいが、
たまらなくカッコイイ!

ビルの外観はもちろん、「近未来の宇宙ステーション」を彷彿とさせるエレベーターホール、
手すりのデザインも美しい螺旋階段、堂々とした佇まいの総大理石の壁面、空間を埋めるモザイクタイル壁画、
円みを帯びた窓やアールがかった天井の形状、ビル最上階の回転ラウンジや老舗喫茶店などビル内の施設……
デザインや建材のひとつひとつが時代を映し、美しく輝いている。

2020年東京オリンピックを目前に、急ピッチで再開発の進む都心において、
いま見ておくべき貴重なビルに憩い、ときめき、愉しむための一冊。

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東京交通会館
有楽町ビル・新有楽町ビル
新橋駅前ビル
ニュー新橋ビル
日本橋高島屋 増築部分
中野ブロードウェイ
ソニービル
紀伊國屋ビル
ホテルニューオータニ
ロサ会館
サンスクエア
ホテルオークラ東京 別館
パレスサイドビル
三会堂ビル
目黒区総合庁舎
柳屋ビルディング
コマツビル
新東京ビル・国際ビル
……これぞシブいビル!厳選の20棟を徹底ガイド!!
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・オールカラー128ページに約200点の図版を収録
・巻末には1954年から1973年の東京の風景や暮らしを知る年表も収録


シブいビル 高度成長期生まれ・東京のビルガイド
リトル・モア
鈴木 伸子

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鈴木 伸子 白川 青史 リトルモア発行年月:2016年08月22日 予約締切日:2016年08月19


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商品基本情報
発売日: 2016年08月22日
著者/編集: 鈴木 伸子, 白川 青史
出版社: リトルモア
サイズ: 単行本
ページ数: 128p
ISBNコード: 9784898154458

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
1964年東京オリンピック前後に建設された昭和の香りただようビルが、たまらなくカッコイイ!スクラップ&ビルド激しい東京で、いま見ておくべき貴重なビルの、歴史と建築的トピック、愉しみ方をご案内。

【目次】(「BOOK」データベースより)
1 有楽町と新橋はシブいビルの聖地である
東京交通会館ー戦後復興プロジェクトの目玉
有楽町ビル・新有楽町ビルーいいビルには、いい喫茶店 ほか
2 ショッピングはナウでおしゃれな空間で
日本橋高島屋増築部分ー象の高子ちゃんも踏みしめた優雅な階段
中野ブロードウェイークールジャパン的買い物天国と伝説のラグジュアリーマンション ほか
3 娯楽の時間はゴージャス&レトロで楽しく
ホテルニューオータニー戦艦大和の主砲台の技術を応用した回転ラウンジ
ロサ会館ー池袋の娯楽の花園 ほか
4 颯爽と歩きたくなるオフィスビルヂング
パレスサイドビルー東洋一のオフィスビル
三会堂ビルー農林水を象徴する優雅な意匠 ほか

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
鈴木伸子(スズキノブコ)
1964年東京生まれ。東京女子大学卒業後、都市出版「東京人」編集室に勤務。1997年より副編集長。2010年退社。現在は、都市、建築、鉄道、町歩き、食べ歩きなどをテーマに執筆・編集活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)