「東京路地裏横丁」山口昌弘著(CCCメディアハウス1800円+税)

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「東京路地裏横丁」山口昌弘著(CCCメディアハウス1800円+税)
日刊ゲンダイ2015年10月9日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/165557


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「東京路地裏横丁」 山口昌弘著(CCCメディアハウス 1,944円税込)


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【内容情報】(出版社より)
ノスタルジックでありながら、いま若者や外国人観光客に大人気の「横丁酒場」の写真が満載!                             
おもに戦後生まれたとされる東京の「路地裏」と呼ばれる狭い通路や横丁の飲み屋街。2020年の東京五輪が決まり、再開発などで今後急速に消えていく運命にあるかもしれないこれらの懐かしい景観を、約200点ものモノクロ写真で紹介。
●くたびれた この暗がりの小宇宙 たとえばそれが東京だとしても 
●就活も 婚活もなき人生の つひの際涯(はたて)に、終活ありや
●書き込みに 夢中なの、でも聴こえない、ネット依存の後の老衰
●初恋のひとの老けゆく黄昏に 返信メールぞくぞくとくる。など菊池宏氏の短歌も収載。(歌集『アンダーグラウンド』『ユリイカ』より)

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山口昌弘

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山口昌弘 CCCメディアハウス発行年月:2015年09月16日 予約締切日:2015年09月15日


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発売日: 2015年09月16日
著者/編集: 山口昌弘
出版社: CCCメディアハウス
サイズ: 単行本
ページ数: 1冊(ペ
ISBNコード: 9784484152158

【内容情報】
角を曲がれば昭和の面影、この狭くて暗い空間が心地よし。消えゆく「懐かしい景観」を封じ込めた1冊。モノクロ写真約200点収録(短歌:菊池裕)

【目次】
新宿 ゴールデン街
新宿 思い出横丁
新宿 思い出の抜け道
渋谷 のんべい横丁
三軒茶屋 三角地帯周辺
吉祥寺 ハーモニカ横丁
西荻窪 南口駅前と柳小路
自由が丘 自由が丘横丁と駅周辺
武蔵小山 駅前路地裏飲食街
神楽坂 かくれんぼ横丁とその周辺
大森 山王小路飲食店街(地獄谷)
銀座 路地裏小路
神田 今川小路
立石 呑んべ横丁

【著者情報】
山口昌弘(ヤマグチマサヒロ)
武蔵野美術大学造形学部芸能デザイン学科卒業。デザイン制作会社を経て、1989年MOUNTAIN,INC.を設立し現在に至る。写真の他、書籍の装幀、アートディレクション、絵画制作等ジャンルにとらわれず幅広い分野で活動する

電子書籍

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昭和の面影を色濃く残す東京の路地裏・横丁の懐かしい景観を封じ込めた1冊。<br/><br/>新宿ゴー


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 再開発の名のもと、日々、更新されていく表通りをはずれて、一歩、路地裏に足を踏み入れると、そこには懐かしさを感じさせる昭和の風景が広がっている。東京各所に今もオアシスのように点在するそんな路地裏の横丁を訪ね歩く写真集。

 無秩序に張り巡らされた配線やむき出しの配管がまるで香港にかつて存在した魔窟「九龍城」を彷彿とさせる昼間の新宿「ゴールデン街」。夜ともなれば、人ひとりがやっと歩けるほどの路地裏にひっそりとたたずむ酒場の看板にも明かりがともり、あの入り組んだ配線が酔客をからめとるためのクモの巣のように鈍く光る。

 店内に風を入れるためか、開け放った扉を押さえるために置かれた椅子の上では、酔っぱらいの声などどこ吹く風で猫が丸くなる。

 同じく新宿の「思い出横丁」。引き戸がすべて開放され、路地と一体化した店のカウンターを客たちが埋める。微妙に曲がりくねった路地の奥からもぼんやりとした明かりが漏れ、道行く人々を誘い込む。まるで映画のワンシーンのような光景だ。

 渋谷の「のんべい横丁」では、常連客が行きつけの店の引き戸をうれしそうに開ける写真から、客を優しく出迎える女将の人柄や店内の賑わいまでが伝わってくる。別の店では、店内はすべて座敷なのか、軒先に客たちの靴が整然と並んで置かれ、幼いころのおままごとを思い出させる、なんともアットホームな感じだ。

 その他、背後にそびえる高層ビルと横丁の風景がミスマッチな三軒茶屋の「三角地帯周辺」や、一角に祭られた社がよその路地とは異なる整然とした空気を醸し出す銀座の「路地裏小路」、そして酒飲みの聖地・立石の「呑んべ横丁」など、都内14カ所の路地裏横丁を約200点ものモノクロ写真で巡る。

 写真に説明は一切なく、「階段の狭い廃ビル立ち並ぶ路地で昔のあなたと出逢ふ」「まひるまの袋小路にひとすぢの光が射して誰も気づかぬ」など、ページの合間に添えられた菊池裕氏の短歌に触発され、それぞれの写真に封じ込められたドラマが動きだす。読者はただ写真の奥まで広がる路地裏横丁の中に自らの身を遊ばせ、その居心地を楽しめばよい。

 吉祥寺の「ハーモニカ横丁」のように、多くの路地裏横丁は戦後、焼け野原だった場所に闇市や屋台が重なるように集まってできた。戦後の何もない時代に人々の憩いの場所として生まれた路地裏横丁が、時代を経て、今も庶民の一日の疲れを癒やすかけがえのない場所になっている。しかし、徐々にその姿を消しているのも事実。この写真集が在りし日の路地裏横丁の風景を記録した貴重な史料にならないことを祈る。

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