【GRAPHIC】  「秘島図鑑」清水浩史著(河出書房新社 1600円+税)

【GRAPHIC】
「秘島図鑑」清水浩史著(河出書房新社 1600円+税)
日刊ゲンダイ2015年8月21日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/162925


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「秘島図鑑」 清水浩史著(河出書房新社 1,728円税込)


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【内容情報】(出版社より)
秘島とは日本の「超」孤島。無人島で交通手段もない厳選31の秘島から、今の日本が見えてくる!島の忘れられた歴史から、国境問題や海洋資源の問題まで。本邦初の「行けない島」ガイド!


秘島図鑑
河出書房新社
清水 浩史

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秘島図鑑 [ 清水浩史 ]
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清水浩史 河出書房新社発行年月:2015年07月14日 ページ数:221p サイズ:単行本 ISBN


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発売日: 2015年07月14日頃
著者/編集: 清水浩史
出版社: 河出書房新社
サイズ: 単行本
ページ数: 221p
ISBNコード: 9784309276151

【内容情報】
小さな島の物語から、国境や海洋資源の問題まで。島国・日本の本質が見えてくる、33の秘島ガイド!

【目次】
1部 秘島ガイド編
忘れられた島
“いちばん”の島
忘れられない歴史の島
行けないけど無理すれば行ける(?)島
もうひとつの「秘島」-絶海の奇岩 ほか
2部 秘島実践編ー行けない島を身近に感じる方法
本籍を移してみる
日本の漂流記を読んでみる
もうひとつの漂流記を読んでみる
秘島の「夢のあと」を本でたどる
秘島の「最寄」有人島まで行ってみる ほか

【著者情報】
清水浩史(シミズヒロシ)
1971年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。在学中は早大水中クラブに所属。NAUIダイビングインストラクター免許取得。卒業後も国内外の海と島の旅をつづける。テレビ局勤務を経て、東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了、同大学院新領域創成科学研究科博士課程中退。現在、編集者・ライター

 日本に7000もある離島から、とびっきりの「秘島」を厳選した異色ビジュアル・ガイドブック。何が異色かといえば、本書を手にしてその島が気に入ったとしても、上陸はもちろん、(ほぼ)行くことさえ出来ない島ばかりなのだ。そこが秘島の秘島たるゆえんだ。その他にも「もの言いたげな佇まい(島の姿、形が個性的なもの)」「知られざる歴史を秘めている」など、著者が定めたいくつかの条件をクリアして「秘島」とされた33島を巡る。

 例えば、東京から1300キロ、小笠原(父島)から330キロ離れた「南硫黄島」は、火山島のため周囲は断崖絶壁で、その不気味な威圧感は「秘島の中でも、ピカイチ」。かつてこの島に定住した人はなく、19世紀後半に漂流者3人が3年半暮らしたという記録が残る「人跡ほぼ未踏」の地である。この漂流者の発見以来、開戦まで小笠原と硫黄島を結ぶ定期船が年1回、漂流者の有無を確かめるためだけに120キロの遠回りをして汽笛を鳴らしながらこの島を一周したという。

 最近では年に1回だけ南硫黄島・硫黄島・北硫黄島の近くを周遊するツアーが運航されているので、上陸こそできないが、この島には近づくことはできる。

 上から見ると平らな三角形をした日本最東端の「南鳥島」には立派な滑走路がつくられているが、自衛隊機専用で、やはり一般人は降り立つことができない。

 その他、平安時代末期の武将・源為朝が自害したとの伝説が残り、江戸時代には500人以上が住んでいたが、過疎化で1969年に全島民が離島して無人になった「八丈小島」など。歴史や島にまつわるエピソードなどを紹介しながら、美しいカラー写真で各島を案内。

 さらに「もうひとつの『秘島』」と題して「秘島的哀愁」が漂う奇岩も取り上げる。座間味島の北東にポツンと切り立つ「男岩」は、その形が男性の顔に似ているとのことで名付けられたそうだが、確かに絶海に浮かぶその姿は男の哀愁を漂わせている。他にも、大海原に99メートルの鉛筆状の岩がそびえ、作家の開高健が「水平線上の感嘆符」と表現した「孀婦岩」など、見ているうちにどんどん行きたくなってくるから始末が悪い。

 極めつきに、日本の有人最南端の波照間島のさらに南にあるといわれている伝説の「南波照間島」や、かつては地図にものっていたという「中ノ鳥島」など、現存しない幻の島まで登場する。

「本籍を秘島に変更する」など、遠い島々を身近に感じるための方法などを説いた「実践編」も併録。

 何にでも気軽にアクセスできる世の中にあって、それができない孤高さこそが秘島の魅力なのかもしれない。島国日本の自然の奥深さを再発見するお薦め本。


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