意外と知らない? 屋久島の魅力は“混沌”の海

意外と知らない? 屋久島の魅力は“混沌”の海
(更新 dot.asahi.com2015/7/ 2 16:00)

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屋久島 豊饒の海


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屋久島 豊饒の海

「屋久島 豊饒の海」高久至著(東方出版 2,376円(税込)


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屋久杉などの自然環境から、世界遺産に登録された屋久島。しかし、その森が育む豊かな水と黒潮が混ざ
り合う海中も驚くほどに豊かで、海水魚だけでも約1、200種いると言われている。2009年から2015年まで
の6年間、春夏秋冬、晴れの日も雨の日も、風の日も時化た日も、夜明けから日没まで、時には真夜中の海
へ潜り続け撮り続けた、屋久島の海のオールカラー写真集。200点余を収録。
黒潮に生きる

大きな海の小宇宙

いのちの海

夜の海

海の生き物図鑑

小さな海の楽園

巡る水

竜宮城のあるところ

【内容情報】(出版社より)
屋久杉などの自然環境から、世界遺産に登録された屋久島。しかし、その森が育む豊かな水と黒潮が混ざ
り合う海中も驚くほどに豊かで、海水魚だけでも約1、200種いると言われている。2009年から2015年まで
の6年間、春夏秋冬、晴れの日も雨の日も、風の日も時化た日も、夜明けから日没まで、時には真夜中の海
へ潜り続け撮り続けた、屋久島の海のオールカラー写真集。200点余を収録。
黒潮に生きる

大きな海の小宇宙

いのちの海

夜の海

海の生き物図鑑

小さな海の楽園

巡る水

竜宮城のあるところ


屋久島 豊饒の海
東方出版
高久 至

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屋久島豊饒の海 [ 高久至 ]
楽天ブックス
高久至 東方出版(大阪)発行年月:2015年04月15日 予約締切日:2015年04月07日 ページ


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発売日: 2015年04月15日頃
著者/編集: 高久至
出版社: 東方出版(大阪)
サイズ: 単行本
ページ数: 91p
ISBNコード: 9784862492418

【内容情報】
巡る豊かな水の循環。世界遺産の森が育む、大いなる海の物語。

【目次】
黒潮に生きる
大きな海の小宇宙
命の海
夜の海
海の生き物図鑑
小さな海の楽園
巡る水
竜宮城のあるところ

【著者情報】
高久至(タカクイタル)
1982年5月1日、横浜生まれ。東京農業大学卒業。幼少期より海と親しみ、大学の頃よりダイビングをはじめる。卒業後、海外を1年間旅した後に西伊豆・大瀬崎にて、ダイビングインストラクターとして働く。2009年、屋久島に移住し「屋久島ダイビングライフ」を立ち上げる。2013年、「高久至写真事務所 Itaru Takaku Photo Office」を設立

 数多くの生き物が暮らす屋久島の海。潜れば、魚たちが交じり合う“混沌”の光景が広がっている。水中写真家の高久至が屋久島の海を伝える。

「屋久島」と聞いて、何を思い浮かべるだろう。樹齢数千年の縄文杉か、「もののけ姫」の舞台となった苔むす森だろうか。独特な生態系が作り出す緑豊かな森は、世界自然遺産・屋久島の代名詞だ。

 しかし、海について知る人は少ない。世界屈指の暖流である黒潮の影響を色濃く受け、屋久島の海には、南方のカラフルな生き物が流れ着く。さらに島のすぐ北には、生物分布の境界線があるとも言われており、温帯の魚と亜熱帯の魚とが、同じ場所で泳いでいる。多種多様な生命が息づく“混沌”の海なのだ。

 最新の調査によれば、海水魚だけでも約1200種を数えるという。愛くるしいミヤケテグリの雄は、美しい背びれを突然開き、激しい求愛行動を見せる。終戦の頃に沈んだとされる「ゼロ戦」の残骸では、獰猛(どうもう)なドクウツボの口の中を、小さなエビが掃除している。チョウチョウウオは、サンゴが産卵するや否や産みたての卵を食べ始める──なんと贅沢な海だろう。

 横浜で生まれ育った僕が初めて屋久島を訪れたのは、2008年の新婚旅行。心優しい島人と出会い、厳しい気候が作り出す圧倒的な自然、そしてこの海に出合い、魅せられた。1年後に島に移住し、朝から晩まで、時には晩から朝まで潜り続けている。海が時化(しけ)のときは川や漁港で、潮が引けば岩場の潮だまりで、海とそこに棲む生き物のことだけを考えて暮らしている。

 魚たちの多くは、明け方や日没の頃に繁殖行動が盛んになる。アカウミガメは夜中に産卵にやってくる。満月や新月の日にはとりわけ生命が躍動する。人間の生活リズムには合わせてくれない。

 一心不乱に潜って、僕は海の秘密にほんの少し近づいた。その一方で、不思議さは増していく。潜るたびに神秘的な表情を見せてくれるのが、屋久島の海なのだ。

※週刊朝日 2015年7月10日号

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