【大交流時代 新・駅とまちづくり(8)】  金沢駅(石川県)  (東京新聞2015年2月7日)

【首都圏】
大交流時代 新・駅とまちづくり(8)金沢駅(石川県)
東京新聞2015年2月7日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/metropolitan/20150207/CK2015020702000192.html


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連日、買い物客でにぎわう「あんと」=金沢市のJR金沢駅で

 平日の朝、金沢駅西口の通称「五十メートル道路」の歩道には、職場に向かう人らが行き交う。金沢らしい細い路地とは正反対に、六車線が一直線に金沢港まで延びる。沿道には二〇〇三年に石川県庁、昨年十一月に北国銀行本店、一七年度にはNHK金沢放送局が、それぞれ駅の反対側の都心部から移転。ホテル業界も次々と参入している。

 変貌目覚ましい駅西エリアは新都心として開発が進み、金沢港もコンテナ扱いやクルーズ船寄港で活況を呈す。かつて「駅裏」と呼ばれた面影はない。

 駅西に通勤する会社員の河田年生さん(35)は「企業が立ち並び、住宅地も増えてきた。五十メートル道路をホコ天にして百万石踊り流しのようなイベントがあれば楽しいですね」と話す。

 地域活性化に詳しい金沢大の高山純一教授は「北陸の中心として求心力を保つには業務、行政、経済の機能を集積させるべきで、駅西の都心軸のにぎわいづくりは必要だ」と訴える。

 駅西の活力の原動力である金沢駅も急ピッチで再生が進む。コンコースは一新され、改札内外に伝統工芸品があしらわれる。商業ゾーンのうち昨年七月にお目見えした土産店・飲食店エリア「あんと」は客であふれ、服飾エリアの「Rinto(リント)」は来月改装オープン。駅そのものが“まち”として、にぎわいの拠点になりつつある。

 高山教授は「これまで駅はまちの外れにあった。新幹線開業で、大都市のように、交通の結節点として駅中心のまちになっていく」と見通す。

 一方、駅東側には停滞感も漂う。北陸最大の繁華街・片町など、中心市街地はビルが老朽化し空き店舗も増え、耐震補強や建て替えなどの課題が待ったなし。ドーナツ化で中心部は空き家が増え、スーパーが撤退するなど地盤沈下が進む。

 駅の西側の新都心と、東側の古くからの都心部。金沢港-金沢駅-武蔵-片町の都心軸は、駅を挟んで様相が異なる。

 金沢市は新幹線開業と中心市街地の求心力低下、金沢港の整備を受け、一六年度以降の第二次「新金沢交通戦略」をつくる。都心軸の活性化へ次世代型路面電車(LRT)導入を望む声が上がり、市はBRT(バス高速輸送システム)を含めた新交通の導入検討に入った。

 駅や駅西の変化が、都心軸の交通まちづくりの議論も加速させている。 (松本浩司)
  =終わり

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