【大交流時代 新・駅とまちづくり(1)】 長野駅 御開帳へ誘客加速

【首都圏】
大交流時代 新・駅とまちづくり(1)長野駅 御開帳へ誘客加速
東京新聞2015年1月24日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/metropolitan/20150124/CK2015012402000190.html


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善光寺周辺を案内するボランティアガイドの村松恵美子さん=長野市で

 遠くとも一度は詣(まい)れ善光寺-。御詠歌に詠まれるように、長野市を訪れる年間一千万人の観光客のうち、実に六百万人が善光寺に足を運ぶ。その玄関口となるJR長野駅は北陸新幹線金沢延伸で“第二の開業”を迎える。折しも善光寺御開帳の年。集客力をどう波及させるか。「おもてなし」が始まっている。

 急ピッチで改修が進められている長野駅。善光寺山門をイメージした構え。幅百三十メートルの大庇(ひさし)と十二本の立派な列柱が立ち並ぶ。「ここは日本一の門前町。空襲による焼失がなく、歴史的な建物が今も残っています」。駅から善光寺につながる表参道で、ボランティアガイドの村松恵美子さん(68)の軽快な声が響く。

 所属する善光寺表参道ガイド協会は二〇一二年に設立し、昨年九月から本格的な活動を始めた。約四十人のボランティアが二~三時間かけ、地元に伝わる逸話を紹介したり、絵解き鑑賞やおやき作り体験を案内したりする。

 門前町といっても、駅から本堂まで約二キロ。多くの人がバスや車で目指すため人通りは少ない。参詣を終えると、次の目的地へ行ってしまい一点通過型の観光地になっている。前回の御開帳時の調査によると、市内の滞在時間が「三時間未満」の人が六割に上った。

 表参道には、逸話の残る古刹(こさつ)や小林一茶の句碑といった観光資源が多くある。市がガイド協会の立ち上げを主導したのも、こうした隠れた魅力を引き出す狙いがある。

 一方、長野駅が東京-北陸間の通過駅になってしまうのでは、という危機感もある。
 一三年三月の市調査で、北陸三県の人が「行きたい地域」として挙げたのは、上位から東京、千葉、神奈川で長野は四番目。首都圏の人は金沢を一番に挙げ、長野は五番目。市観光戦略室の花立勝広室長は「危機感を逆にチャンスに変えなければ」と強調する。

 開業直後の今年四月、数え年で七年に一度の善光寺御開帳を迎える。ガイド協会の丸山文昭事務局長は「ガイドが力を発揮して街の良さを知ってもらい、リピーターを増やしたい」と語る。

 善光寺の集客力にあぐらをかき、客をぞんざいに扱うさまは「善光寺商法」といわれてきた。村松さんは「知られていなかった魅力で街全体を潤したい」。皮肉な言葉を一蹴しようと意気込む。 (武藤周吉)

   ◇   ◇ 

 北陸新幹線金沢開業まで二カ月を切った。長野-金沢間の新幹線駅では、一般公開も進んでいる。個性あふれる駅舎、開業を機としたまちづくり戦略を、駅とその周辺を訪ねてリポートする。

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