【書く人】  思いは巡る津々浦々 『スソアキコのひとり古墳部』  イラストレーター スソアキコさん

【書く人】
思いは巡る津々浦々 『スソアキコのひとり古墳部』  イラストレーター スソアキコさん(52)
東京新聞 2015年1月11日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/book/kakuhito/list/CK2015011102000174.html


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「スソアキコのひとり古墳部」(コミックエッセイの森) スソアキコ著(イースト・プレス 1,404円税込)


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古墳めぐりは大冒険!
時を越えて感じる、古代の人の息づかい
「ほぼ日刊イトイ新聞」の人気連載、『スソアキコのひとり古墳部』が4コママンガになって、書籍化。
前々から日本神話や古事記や日本書紀、諸星大二郎が大好きだったスソさんは、いつしかひとりで、古墳をめぐる旅を始めるように。実は日本の古墳、コンビニの数より多く、都心近郊にもたくさんあります。古墳をめぐり、そこから出土された装飾品やハニワを愛でて、古墳にコーフン! 古代の暮らしを推理して、自分なりに歴史をひも解く楽しみ。それがひとり古墳部の醍醐味なんです。


スソアキコのひとり古墳部 (コミックエッセイの森)
イースト・プレス
スソアキコ

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コミックエッセイの森 スソアキコ イースト・プレス発行年月:2014年11月 ページ数:255p サ


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発売日: 2014年11月
著者/編集: スソアキコ
出版社: イースト・プレス
サイズ: 単行本
ページ数: 255p
ISBNコード: 9784781612614

【内容情報】
神話の時代へタイムスリップ!ヤマトタケルに斉明天皇、オモシロ埴輪にキラメく勾玉…こんもり繁った墳丘に、古代の神秘が詰まってる。『ほぼ日』の人気連載がマンガに!

【目次】
まずは近場の古墳からー東京・狛江編
じゃこ天と子持勾玉!-愛媛・松山編
古墳時代の東の横綱ー群馬編
墳火→古墳→車!?ふたたび群馬編
国宝武人はにわの里がえりに涙ー3度目の群馬編
古墳のメッカー奈良編
斉明天皇の謎に迫る?-ふたたび奈良編

【著者】
スソアキコ
イラストレーター・帽子作家。ギャラリーでの帽子作品の発表と並行して、 雑誌・CM・書籍の挿し絵、キャラクターデザインなど、イラストレーターとしても活躍。

 「古墳愛」がぎゅっと詰まっている。コピーライター糸井重里さんが主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」に不定期連載する人気コラムの一部に、ふんわりタッチのイラストを添えて再構成したコミックエッセー。イラストレーター、帽子デザイナーとマルチに活躍しつつ、休日や出張先での空き時間に続ける“一人部活”の記録だ。

 津々浦々の古墳を訪ね、じっくり愛(め)で、いにしえの謎に思いをはせる。本書の内容を簡単に表すとこうなる。「学術的な課題も多く、素人が自由に想像する余地が残っている。古墳には被葬者の人物像とか土地柄がにじみ出ますし、自分ならどんな埴輪(はにわ)を周りに置いたかなってイメージすると楽しいですね。特に、石室や副葬品に表れる地方色にひかれます」。笑顔で趣味の魅力を語る。

 石川県内灘町出身。長い冬の間に親しんだ民話や昔話が古墳愛のルーツだ。中学生になり、それらの多くが『古事記』と関係が深いと知って古代に関心を抱いたスソさん。美大で商業デザインを学んでいた頃、ヤマトタケルの生まれ変わりが主人公の諸星大二郎さんの壮大な漫画『暗黒神話』と出合ったことで、古墳探訪欲は抑えがたくなっていく。約四年間勤めた資生堂宣伝部を辞し、「今から考えると思い付きで」帽子デザイナーへ転身。書籍などに作品を提供するイラストレーターの顔も持つフリーの表現者となり、ついに深みへ足を踏み入れた。

 当初はずばり、有志を集めた“部活”だったが、日程調整が難しく、満足いくまで見ていたいとの思いもあって、ほぼ一人で出掛けるように。多忙な仕事の合間、「現実逃避的に」のめり込み、これまで訪れたのは「五十~百基ぐらい」。印象に残る古墳を三つ挙げるよう頼むと笑顔が一転、考え込んでしまった。

 「群馬の伊勢塚古墳は細長い小石を差し込んだ特殊な石室が不思議ですし、東京・狛江の亀塚古墳はアパートに囲まれている状況が面白い。福岡の竹原古墳も装飾壁画が素晴らしい。これでもう三つ…。千葉にはアンモナイトの化石入りの石材をセンス良く使っている方墳があります。あ、長野の森将軍塚古墳って墳丘からの見張らしがいいですよね。うーん」。自分の子に優劣を付けさせるような、酷な質問だったようだ。

 イースト・プレス、一四〇四円。 (谷村卓哉)