【茨城】 日立駅舎が優秀賞 鉄道デザイン「ブルネル賞」 (東京新聞2014年11月3日)

【茨城】
日立駅舎が優秀賞 鉄道デザイン「ブルネル賞」
東京新聞2014年11月3日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20141103/CK2014110302000150.html


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「ブルネル賞」駅舎部門の優秀賞を受賞した日立駅舎(JR東日本水戸支社提供)

 JR常磐線の日立駅(日立市)が、優れた鉄道デザインに贈られる国際コンペ「ブルネル賞」の駅舎部門で、優秀賞を受賞した。「人口減少問題を抱える日本の地方都市で、魅力的な駅周辺の環境整備の成功例」と評価された。 (宮本隆康)

 ブルネル賞は、世界約二十カ国の鉄道デザイン担当者らが二~三年ごとに、駅舎や車両など部門別に受賞作を決めている。十二回目の今回、このほか国内からは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」、東京ステーションシティなどが選ばれた。

 市やJRによると、現在の日立駅舎は、駅周辺地区整備の一環として二〇一一年に完成。長さ約百四十メートルの東西連絡通路を設け、橋上化された。海外でも活躍する地元出身の建築家、妹島和世さんがデザインを監修した。

 デザインの概念は「海に面する日立らしさが感じられる開放的で透明な空間」。ガラス越しに、東側に広がる海が見えるのが特徴という。

 受賞理由では「まちの拠点であるこの場所は、過去に見られた大規模で混沌(こんとん)とした空間ではなく、明るく透明感があり、感じのよい空間」と評された。表彰式は、オランダ・アムステルダムで開かれた。

 市日立駅周辺整備課の担当者は「地方は人口減少など厳しい状況にあるが、国際的に評価されたことを市民に誇りに思ってもらい、街の活性化につながってくれれば」と話した。