阪急電車が阪神線走った 夏の珍事、その理由とは

阪急電車が阪神線走った 夏の珍事、その理由とは
朝日新聞デジタル2014年9月8日11時44分 須藤龍也

http://digital.asahi.com/articles/ASG8V5VXRG8VPTIL02W.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASG8V5VXRG8VPTIL02W


【動画】「阪急」電車が「阪神」尼崎駅構内に。工場で改修工事=須藤龍也撮影


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阪神線の神戸三宮駅に入る阪急電車=7月、能勢電鉄提供


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阪神尼崎駅の車庫に停車する阪急電車。ホームからのぞき込む鉄道ファンも=7月、兵庫県尼崎市


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修理工場に入っている4両の阪急電車=7月、兵庫県尼崎市


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工場に入った阪急電車=7月、兵庫県尼崎市


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改修中の阪急電車=7月、兵庫県尼崎市


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工場内で待機する阪急電車=兵庫県尼崎市


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改修を待つ阪急電車の車内=7月、兵庫県尼崎市


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改修準備を進める作業員=7月、兵庫県尼崎市


 この夏のある夜、阪急電車が阪神線を走った。阪急と阪神は経営統合しているものの、初めての「珍事」。運行は未公表で、終電後の未明だったが、インターネット上では鉄道ファンらが「相互乗り入れに向けた試運転か?」と勘ぐる事態に発展した。

 阪急電車が阪神線を走ったのは7月13日未明。営業運転が終わった後の午前0時15分ごろ、阪急電鉄西宮北口駅(兵庫県西宮市)を出発し、つながっている神戸高速線新開地駅(神戸市兵庫区)へ。ここで阪神線に入り、神戸三宮駅(神戸市中央区)を経て午前2時ごろに阪神尼崎駅に到着した。

 阪神尼崎駅に入った阪急電車の両脇には、その存在を隠すように阪神電車が置かれた。だが、朝になるまでには鉄道ファンにばれたらしく、尼崎駅のホームから身を乗り出すようにして阪急電車を見ようとする人たちも。ツイッターでは、珍事をめぐるつぶやきが相次いだ。

 じつは、阪急電車が阪神線を走ることになったのは「改修」のためだった。阪急宝塚線と接続する能勢電鉄(兵庫県川西市)が阪急から払い下げられた車両をワンマン電車にするため、改修を阪神電鉄の尼崎工場に頼んだからだ。能勢電鉄の担当者は「こんな騒ぎになろうとは予想外です」と驚く。

 車両の改修は年内に終わる見込み。車体のあずき色は変わらないといい、年末までには再び阪神線を走る阪急カラーの電車が見られるかもしれない。(須藤龍也)