鉄道の「安全」とは 震災通じて考える 元東京新聞記者の大沢さん出版…「甦る被災鉄道」

【首都圏】
鉄道の「安全」とは 震災通じて考える 元本紙記者の大沢さん出版
東京新聞2014年8月10日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/metropolitan/20140810/CK2014081002000173.html


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著書で「鉄道の安全」を説いた大沢さん=東京都千代田区で

 元本紙記者の大沢賢さん(67)=東京都府中市=が、東日本大震災と鉄道を題材にした著書「甦る被災鉄道 東日本大震災を乗り越えて」(東京新聞)を出版した。震災から三年余りが経過し、鉄道網の復旧が進む中で、鉄道の基本である「安全」とは何かを問い掛けている。

「甦る被災鉄道 東日本大震災を乗り越えて」大澤賢著(東京新聞出版部 1,728円税込)


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東京新聞出版局
大澤 賢

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東日本大震災を乗り越えて 大澤賢 東京新聞出版部発行年月:2014年07月 ページ数:325p サイ


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・発売日:2014年07月
・著者/編集:大澤賢
・出版社:東京新聞出版部
・サイズ:単行本
・ページ数:325p
・ISBNコード:9784808309923

【内容情報】
東日本大震災から3年余。東北新幹線や三陸鉄道は見事に復活したが、多くの課題が残った。次の南海トラフ巨大地震と首都直下地震への備えは大丈夫か。JR各社の大地震対策と鉄道の安全を考える。

【目次】
序章 ルポ・被災3か月後の気仙沼線と仙石線の惨状
第1章 幸運が続く新幹線の「安全」
第2章 復旧で明暗分かれた在来線
第3章 正念場迎えた鉄道事業
第4章 南海トラフ巨大地震に挑む
第5章 首都直下地震に備える
終章 大震災が問いかけるJR改革

【著者情報】
大澤賢(オオサワサトシ)
1947年(昭和22年)3月27日生まれ。東京都出身。1969年(同44年)日本大学法学部新聞学科卒、同年日刊工業新聞社入社。1986年(同61年)東京新聞(中日新聞東京本社)入社。経済記者として大蔵省(現財務省)、通産省(現経済産業省)、建設省(現国土交通省)、日銀のほか鉄鋼、機械、建設、金融、商社などを担当。浦和(現さいたま)支局長、総務局自動車部長、同総務部長を経て2004年から論説委員。主に民間経済(特に鉄道・航空)と労働分野を担当。2002年退社。中日新聞社友。経済ジャーナリスト。日本記者クラブおよび日本労働ペンクラブ会員

 大沢さんは入社後、旧建設省や旧通産省といった中央省庁や、日銀などで経済関係を長く取材。二〇〇四年からは論説委員として鉄道や航空などを主に担当し、一二年に退社した。〇五年に起きたJR福知山線脱線事故をきっかけに、鉄道の安全について取材をするようになったという。

 著書は、震災で東北地方の鉄道が受けた被害や復旧への取り組み、大混乱に陥った首都圏の鉄道の検証、南海トラフ地震、首都直下地震への備えなど、被災地訪問や鉄道事業者への取材を積み重ねた七章で構成する。

 鉄道の復旧をめぐっては、大船渡、気仙沼両線でBRT(バス高速輸送システム)での運転再開を優先したJR東日本と、鉄道の完全再開を望む地元とのずれについて詳述。「JR東日本は社会的責任を果たすべきだ」と、完全再開の必要性を指摘した。

 大沢さんは「全体として主張したかったのは、鉄道は安全第一ということ。そして、今後に起きるかもしれないことへ備える重要性だ」と話している。 

(小松田健一)