【東京】 御岳山の夏2014(下) 夜神楽で伝統の技保つ (東京新聞2014年8月27日)

【東京】
御岳山の夏2014(下) 夜神楽で伝統の技保つ
東京新聞2014年8月27日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20140827/CK2014082702000124.html


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厳かな雰囲気の中、披露される夜神楽=青梅市の武蔵御嶽神社で

 午後八時、御岳山(みたけさん)の山頂にある武蔵御嶽(みたけ)神社の神殿で「夜神楽」が幕を開けた。天の岩戸にこもった天照大神(あまてらすおおみかみ)に外へ出てもらおうと、神様が外でにぎやかに騒ぐ。おなじみの神話が、優雅な雅楽と舞で演じられた。

 神社では、毎年六月から十一月までの第四日曜日の夜、都の無形民俗文化財でもある「太々神楽(だいだいかぐら)」を一般公開している。舞を踊ったり、笛や太鼓を演奏したりするのは、御師(おし)と呼ばれる神職たちだ。

 太々神楽は江戸時代中期から二百三十年の伝統があるが、参拝する「講」の減少などから、神楽を奉納する機会が減っている。須崎裕宮司(68)が神職になった四十数年前は、年に百回はあり、日曜日ともなれば一日四回の奉納をこなした。

 だが今は年二十回程度にとどまる。技量を保つには演じ続けることが必要と、四年前に夜神楽を始めた。神社の職員は宮司を入れて十三人。そのほか御師の大半は宿坊経営などの本業を持つ。限られた時間を有効に使おうと終演後も反省会を開き、精進に余念がない。

 今年二度目の夜神楽が開かれた七月二十七日。怪力で岩を動かす「手力男命(たぢからをのみこと)」を演じた鈴木伊織さん(41)は「うまく踊るのは難しいが、自分たちが伝えていかなければ」と汗だくで語った。伝統を守る地道な努力が続く。

 (この企画は小松田健一、萩原誠が担当しました)


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