【週末ぶらり旅】 軍師官兵衛は週11回も入湯~有馬温泉 (朝日新聞デジタル2014年7月24日)

軍師官兵衛は週11回も入湯~有馬温泉
朝日新聞デジタル2014年7月24日

http://www.asahi.com/shopping/travel/SDI201407231424.html

 兵庫県の有馬温泉は神戸市街の背後に連なる六甲山の北側にあり、日本書紀に舒明天皇が訪れたという記録が残る日本最古の温泉のひとつ。京と播磨を結ぶ街道上で、黒田官兵衛が幽閉された有岡城(伊丹城)に近い。救出された官兵衛は病んだ体をこの温泉で癒したとされる。官兵衛は有馬温泉がよほど気に入ったのか、豊前中津城(大分県)の城主となった後年も訪れ、「昨日までの7日間で11回湯に入り調子が良くなってきたので国元からの見舞いは不要」といった内容の手紙を残している。有馬温泉ではNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映にあわせ、日帰り温泉施設「太閤の湯」庭園内に歴史探訪を楽しめる散策コース「官兵衛古道」がオープンし、幽閉されていた土牢を再現した。


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豊臣秀吉が建てた入浴施設の遺構を博物館とした「太閤の湯殿館」。当時は風呂と言えば蒸し風呂だった

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日帰り入浴施設「太閤の湯」敷地内にある「官兵衛古道」には黒田官兵衛が幽閉された有岡城の地下牢が再現されている

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 「戦国時代の有馬温泉ファン」としては、官兵衛の主君、豊臣秀吉の方が有名だ。秀吉は中国地方攻略のため途中にある有馬温泉をしばしば訪れ、記録に残るだけでも9回滞在している。当時大火や地震で衰退していた温泉の復興にも手を尽くし、最後には自分専用の湯治用の館「湯山御殿」を建てさせた。この建物は後に取り壊され跡地は寺となったため、伝承や記録が残るだけで詳細は不明だった。ところが阪神・淡路大震災でこの寺を解体・修復したところ、境内から蒸し風呂や岩風呂など湯山御殿の遺構が発見された。1999年に開館した博物館施設「太閤の湯殿館」で遺構の再現や出土品が展示されている。

金泉・銀泉の2種類の湯

 有馬温泉では2種類の泉質の湯を金泉・銀泉と呼び分ける。金泉は鉄分と塩分を多く含んだ濃い赤褐色の湯で、手ぬぐいを浸けると染まって落ちなくなる。金泉の源泉は塩分濃度が海水の2倍以上といわれ体が浮きあがるのを感じるほど。また、泉源が比較的浅く、付近に火山はないのに源泉温度が90度以上ある。なぜこのような温泉が湧くのかは科学的に解明されていない。似た様な泉質の温泉は各地にあり、温泉の成分分類を示す「有馬型温泉」という用語がある。

 有馬には金泉とは別に、気泡を発する透明の鉱泉があることも古くから知られていた。付近で虫や鳥が死ぬことから「毒水」と恐れられ、江戸時代には利用されていなかったという。ところが1873(明治6)年に科学的調査によって安全な炭酸水だと判明し、この透明の鉱泉を銀泉と呼ぶようになった。温泉街外れの炭酸泉源公園内に蛇口があり、自由に天然の炭酸水(源泉)を味わえる。金泉ほどではないにしろ炭酸ガス以外の温泉成分が含まれているため独特の味がする。

 明治時代にはこの炭酸水を砂糖などで味付けした「有馬サイダー」の販売が始まった。ほぼ同時期に兵庫県川西市で発売された三ツ矢サイダーと共に、日本風「サイダー」の元祖とされている。六甲山周辺は戦前に外国人居住者のためのリゾートとして開発された。有馬温泉にも外国人専用の温泉旅館も多かったという。早くから炭酸水、サイダーなどが開発されたのも、舶来文化に敏感な神戸の土地柄があったのだろう。6月には、有馬温泉に全国の珍しい炭酸飲料や炭酸シャンプー、炭酸パックなどを集めた炭酸専門店「有馬炭酸力」が開店した。

京阪神の奥座敷

 有馬温泉は鉄道を利用すれば神戸市街からわずか30分だが、ケーブルカーで六甲山へ登り、そこからロープウエーで有馬温泉へ降りることもできる。夏の納涼、秋の紅葉シーズンに特に楽しいルートだ。


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六甲山山頂付近から温泉街まで下りてくる六甲有馬ロープウェー

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 食にうるさい関西人の奥座敷だけあって、夏のハモ料理のような関西の味、神戸ビーフや灘の生一本といった全国的に知られた地元食材が楽しめる。一方、有馬は古くから山椒の名産地として知られ、和食の世界では山椒を使った煮物や佃煮のことを「有馬煮」と呼ぶ。産地の有馬温泉でも有馬山椒(サンショウの実の佃煮)や松茸昆布が定番のお土産となっている。珍しいのが「辛皮(からか)」と呼ばれるサンショウの樹皮の佃煮。かつては珍味として知られていたが、その伝統はわずかな例外を除いて失われ、幻の味になっている。

 文 ジュラ・高橋洋

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ぶらり

有馬温泉へのアクセス

 電車利用の場合、JR神戸線三ノ宮駅、または阪急・地下鉄神戸高速の三宮駅から神戸市営地下鉄、神戸電鉄経由で神戸電鉄有馬線有馬温泉駅まで約30分。バス利用の場合、大阪、新神戸からの高速バス「有馬エクスプレス号」(所要時間約45~60分)があるほか、京阪神各地から発着している。自家用車利用の場合、大阪方面から近畿自動車道吹田ジャンクション、中国自動車道西宮山口ジャンクション、阪神高速7号北神戸線西宮山口南インターチェンジ経由で約1時間。京都方面からは、名神高速吹田ジャンクションから先は同じ経路で約1時間。神戸市内からは新神戸トンネル有料道路、有馬街道経由で約20分。

有馬温泉 陶泉 御所坊

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有馬温泉は古く僧坊を宿泊施設として利用していたことから、現在も「~坊」という名前の旅館やホテルが多い。御所坊はその代表で前身の湯口屋は1191年の創業と伝わり、藤原定家の旅日記に記載がある。


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有馬温泉 有馬ビューホテル うらら

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有馬温泉を代表する日帰り温泉「太閤の湯」を併設。ホテル宿泊者専用の大浴場の他、太閤の湯や岩盤浴を無料で利用できる。


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