「青森縄文王国」新潮社編(新潮社 1,728円税込)

「青森縄文王国」新潮社編(新潮社 1,728円税込)
日刊ゲンダイ2014年6月6日

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/150736


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「青森縄文王国」新潮社編(新潮社 1,728円税込)


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美しき土器、不思議な土偶、奇妙な遺物……北の国に栄えた縄文の一大文化圏を歩く。三内丸山遺跡をはじめ、世界遺産を目指す青森県内各地の縄文の遺跡、博物館を訪ね、その多彩な遺物を撮り下しの写真で紹介。考古学の資料としてではなく、ひとつの土器、土偶、石器を作った人間の肌の温もりを、指先の感触を確かめながら、何千年も昔に生きた人間たちの生き様に想いを巡らす、時空を超えた旅へのいざない。


青森縄文王国
新潮社

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新潮社 新潮社発行年月:2014年02月28日 予約締切日:2014年02月26日 ページ数:141


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・発売日:2014年02月28日
・著者/編集:新潮社
・出版社:新潮社
・サイズ:単行本
・ページ数:141p
・ISBNコード:9784103540236

【内容情報】
三内丸山遺跡をはじめ、世界遺産登録を目指す青森県内各地の縄文遺跡、博物館を訪ね、その多彩な遺物の数々を特別撮影!考古学の資料としてではなく、ひとつの土器、土偶、石器を作った人間の肌のぬくもり、指先の感触を確かめながら、何千年も昔に生きた人々に想いを巡らす、時空を超えた旅への誘い。

【目次】
青森縄文王国への誘い
巻頭グラフ 縄文に触れる
土器でたどる一万年
縄文不思議図鑑
土面の風貌
土偶博覧会
至高の漆製品

■青森出土の遺物に縄文人たちのぬくもりを感じる

 青森県には1万年間も続いたという縄文時代の草創期から晩期まで三内丸山遺跡などの遺跡が点在し、縄文時代を代表する大きな文化が営まれていた。

 本書は、青森の各遺跡から出土した土器や土偶、石器などを通じて縄文の魅力を再発見してもらおうと企画されたビジュアルブック。考古学的な解説はほどほどに、それぞれの土器や土偶を作った縄文人たちのぬくもりを感じながら、遺物に秘められた物語を読み解いていく。

 例えば、幼児の手形、足形を押し付けて焼いた縄文時代後期の「手形付き土版」「足形付き土版」。写真で紹介されるのは六ケ所村の大石平遺跡から出土した完品だが、小牧野遺跡から出土したそれを手にすると、裏側に我が子の手足を取って粘土に押し付ける母親の指の痕跡が感じられるという。

 日本最古の土器も青森県から出土している。1万5000年前に作られたとみられるこの土器には何の文様もなく「無文土器」と呼ばれる。確認できる最初の文様は、粘土の紐を張り付けた「隆起線文土器」(六ケ所村表舘(1)遺跡から出土)。凝った文様をまとってはいるが、煮炊きの跡が残っており、1万年前の人々に湧き上がった「身近な道具を装飾する」という「芸術という営みの萌芽」が垣間見える。

 その他、縄文土器の代名詞のような火炎土器とは対照的な静謐(せいひつ)で洗練されたデザインの「深鉢形土器」(八戸市風張1遺跡)、まるで現代作家の作品のようにモダンな「壺形土器」(青鹿長根遺跡)、男女性器をかたどっていると思われるがその正確な意図も用途も分からない「不明石製品」(西長根遺跡)、そしてお馴染みの遮光器土偶をはじめとするユニークな土偶の数々まで。

 縄文人というアーティストによる作品集のような見応え。はるか遠く、異次元の人のようだった彼らが身近に感じられるおすすめ本。


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