【親子でぶらり 学べるスポット】  古き良きニッポン 川崎市立日本民家園(多摩区)

【親子でぶらり 学べるスポット】
古き良きニッポン 川崎市立日本民家園(多摩区)

東京新聞2014年4月10日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/info/burari/CK2014041002000184.html


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民家や民具が保存され、人々の暮らしや営みがわかる

 急速に失われつつある古民家を将来に残そうと1967年に開園した古民家の野外博物館。東日本の代表的な民家を中心として、水車小屋、船頭小屋、高倉、農村歌舞伎舞台などが見ることができる。

 「国指定や神奈川県指定の重要文化財(重文)などを含む25の建物だけでなく、これからだと、囲炉裏(いろり)を囲んでの昔話や民具着用体験、茶会、五月飾りなども楽しめます」と話すのは日本民家園広報担当の江中佐知子さん。

 入り口近くの「旧原家住宅」前では、ボランティアグループ「炉端の会」のメンバーによるガイドも始まり、一般入園者は説明に聞き入っていた。築103年の旧原家住宅は、江戸時代の流れをくむ木造建築技術が高度に発達した、明治時代後期の建物。完成まで22年の歳月を費やした豪壮な2階建て民家だ。

 「宿場」を通ると、「信越の村」が見えてくる。「旧江向家住宅」は富山県南砺市から移築された、いわゆる五箇山の合掌造り民家で、国の重文に指定。今回の企画展示では、江向家の人々の暮らしがうかがえる食器やわら製民具のほか、養蚕や冬の女性の仕事であった紙すきに使われた道具などを5月25日まで紹介している。「合掌造りの家は迫力があり、人気のスポット。雪の降る中、古民家を狙って写真を撮りにくる方もいらっしゃいます」と江中さん。

 そして「関東の村」「神奈川の村」「東北の村」、西門へと続く。東京ドーム一つ分の広さ。江中さんは「民家を通した生田緑地の借景もきれい。季節の移り変わりや日々の移ろいの変化が感じられます」と話す。 (門)


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 ★川崎市立日本民家園 川崎市多摩区枡形7の1の1、小田急線向ケ丘遊園駅徒歩13分。江戸時代の民家など25の文化財建造物を移築展示。入園料一般500円、65歳以上と大高生300円、中学生以下無料。市内在住65歳以上無料。2回分の料金で1年間何度でも入園できるパスポートあり。原則月曜休園。(電)044・922・2181

◆ひとこと
 炉端の会が数棟の民家の囲炉裏に灯をともす。江中さんは「ここは昔話を聞いたり談笑してもらうちょっとくつろげる空間です」と話す。

●足を延ばせば…
 ★岡本太郎美術館 川崎市多摩区枡形7の1の5、小田急線向ケ丘遊園駅徒歩17分。10日から7月6日まで常設展「のっぴきならない現実-岡本太郎と縄文」展。常設展のみ開催時は一般500円、65歳以上と大高生300円。中学生以下無料。19日から企画展。原則月曜休館。(電)044・900・9898

 ★かわさき宙(そら)と緑の科学館 川崎市多摩区枡形7の1の2、小田急線向ケ丘遊園駅徒歩15分。プラネタリウム投影は、土日祝日や学校の長期休暇中は1日4回、平日は15時の1回。観覧料は一般400円、65歳以上と大高生200円。中学生以下無料。開館9時半~17時。原則月曜休館。(電)044・922・4731
 ※民家園、美術館、科学館プラネタリウムの当日分半券を見せれば入園・観覧料が相互に2割引き。

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