【東京】 中村彝が愛した桜 下落合で見頃 (東京新聞2014年4月2日)

【東京】
中村彝が愛した桜 下落合で見頃
東京新聞2014年4月2日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20140402/CK2014040202000133.html


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中村彝の愛した桜の木の保存に関わった安藤さん=新宿区下落合で

 大正期を代表する洋画家中村彝(つね)(1887~1924)のゆかりのサクラが、新宿区下落合の区立中村彝アトリエ記念館近くで見頃を迎えている。伐採の危機もあったが、地域住民らの願いで守られ、今年も花を咲かせた。保存に尽くした地元の画廊「三春堂ギャラリー」の安藤三春(みはる)さんは「彝も眺めただろうサクラが100年以上の時を越えて咲いているのは貴重」と感慨を込める。 (杉戸祐子)

 サクラは記念館の入り口に面した道路から東に数十メートルのところにある。大人が両腕で抱えきれないほど太い幹を持つ大木で、安藤さんは「いとおしくなる」と愛着を語る。

 彝は三十七歳で亡くなるまでの八年間を下落合に建てたアトリエで過ごし、国の重要文化財「エロシェンコ氏の像」などを描いた。アトリエ用の土地を探していた時、近くにあったサクラの並木の美しさが決め手になったとされる。

 並木は宅地開発などで残っていないが、一本だけ現存。老齢化による倒壊の恐れから区が二〇〇七年に伐採する方針を決めたが、安藤さんらが中山弘子区長宛てに手紙を書くなどして保存を求め、区は金属柱で補強するなどして残した。安藤さんは「彝と下落合を結んだサクラが一本だけでも残って良かった」。彝桜(つねざくら)と名付けて見守っている。

 記念館は老朽化したアトリエの存続を求めた安藤さんらの要望を受け、区が昨年整備した経緯がある。サクラに由縁の表示はないが、安藤さんは「記念館を訪れる人にサクラのことも知ってもらい、皆で大切にめでていけたら」と願う。

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