【暮らし】 <食卓ものがたり> 手にした時の美を追求 釜めしの釜(栃木県益子町)

【暮らし】
<食卓ものがたり> 手にした時の美を追求 釜めしの釜(栃木県益子町)

東京新聞2014年3月15日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2014031502000171.html


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2個重ねでベルトコンベヤーで運ばれる釜=栃木県益子町の「つかもと」で

 釜めしといえば、群馬県安中市の横川駅の駅弁「峠の釜めし」が頭に浮かぶ人が多いだろう。釜は益子焼でできている。峠の釜めしの釜を一手に製造している栃木県益子町の窯元「つかもと」を訪ねた。
 つかもとは創業百五十年の老舗。同社の塚本純子(すみこ)会長(80)に聞くと、「あの釜は、社長だった父と母が考えたんです」と塚本家に伝わる釜めし誕生の話を紹介してくれた。

 両親が何か新しい製品をつくろうと、釜を考え出した。関東の食品業者に売り込みをかけた。うまくいかない。社員の一人が群馬県の駅で売れずにしょんぼりしていたところ、「おぎのや」という駅弁店の女性社長がその姿を見て、「どうしたの」と声をかけた。

 釜を見せると、「これっ、いい。うちで使わせて-」。おぎのやは温かいまま食べられる駅弁の器を探していたところだった。一九五八年二月に発売すると、すぐに名物駅弁になった。

 関教寿(せきのりひさ)企画課長(38)の案内で釜の工場を見せてもらった。自動化が進み、十七人の従業員が交代で動かす。まず材料の粘土を機械に入れると、棒状に練り上げて出てくる。それを一個の分量にして、回転させながら型に押し付けて、釜の形ができあがる。乾燥させて釉薬(ゆうやく)をかける。五秒に一個アームで取り出されるところなど、見ていて楽しい。長さ三十八メートルのトンネルのような窯で約十一時間かけて焼き上げる。「見学されたお客さまは皆、喜んでくれます」と関さん。

 釜の容量は〇・五リットル。口の厚さは五ミリ近い。手に持って食べたときの手触りや、口ざわりは、プラスチックなどの容器には出せない味を出している。

 なぜ釜めしが受けたか。関さんは「益子焼は、見て楽しむのではなく、使ったときの“用の美”を追求しています」としたうえで、「ご飯を食べるとき、最後は茶わんに口をつけて食べますよね。その口ざわりのよさが、ご飯をもっとおいしくします。釜めしの釜も、そういった益子焼の心が生きているんです」と説明した。

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<体験> つかもとは釜めしの釜を「釜っこ」と呼んでいる。釜の工場は無料で見学できる。午前10時ごろから夕方まで。土日祝日は休み。受付に申し出る。事前に電話予約すれば、ガイドがつくことも。同社と縁がある棟方志功、浜田庄司らの作品を展示した美術記念館がある。レストホールでは同社の釜を使った「釜めし」(お土産用1個840円=写真)が楽しめる。他に陶芸体験なども。詳細はホームページ(「つかもと 益子焼」で検索)で。電0285(72)3223。
  文・写真 草間俊介





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