【著者インタビュー】  本橋信宏氏 「東京最後の異界 鶯谷」 (宝島社 1500円)

【著者インタビュー】
「東京最後の異界 鶯谷」本橋信宏氏 (宝島社 1500円)

日刊ゲンダイ2014年2月12日 掲載

http://gendai.net/articles/view/book/147891


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(C)日刊ゲンダイ

「東京最後の異界鴬谷」本橋信宏(宝島社 1,500円)


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東京最後の異界 鶯谷
宝島社
本橋 信宏

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東京最後の異界鴬谷 [ 本橋信宏 ]
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本橋信宏 宝島社発行年月:2013年12月 ページ数:301p サイズ:単行本 ISBN:97848


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・発売日:2013年12月
・著者/編集:本橋信宏
・出版社:宝島社
・サイズ:単行本
・ページ数:301p
・ISBNコード:9784800219787

【内容情報】
入り組んだラブホテル街、東京に漂う昭和の残り香。文豪、落語家の愛した街はいまデリヘルの聖地に。東京浄化作戦から取り残された街と女たち。ノンフィクション作家が覗いた“幻の花街”の真実。

【目次】
第1章 陰と陽の街を歩く
第2章 「鴬谷発」韓デリの魔力
第3章 人妻の聖地ー鴬谷
第4章 吉原と鴬谷
第5章 鬼門封じと悦楽の地
第6章 秘密は墓場まで
第7章 鴬が谷を渡る

【著者情報】
本橋信宏(モトハシノブヒロ)
1956年4月4日、所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。創造的かつ先鋭的な創作活動をつづける書き手として注目を集めている。ノンフィクション、小説、エッセイ、評論等、幅広く活躍している。著書に、『60年代 郷愁の東京』(主婦の友社・日本図書館協会選定図書)など

■「ラブホテル街と霊園という落差を内包した鶯谷の魅力を探りました」

 JR山手線の、鶯谷駅に降り立ったことがあるだろうか。台東区に位置し、山手線の中で1日の乗降客数がもっとも少なく、“みどりの窓口”もない。そんな慎ましやかな鶯谷が最近、デリヘルの聖地となっている。

「鶯谷駅のホームから山手線の内側に目を向けると、そこに広がるのは上野寛永寺の霊園が広がる厳かな風景。一方、外側方面には、ラブホテルがこれでもかと乱立しています。これだけ落差のある世界を見渡せるのは、鶯谷をおいて他にないでしょうね」

 新風営法の施行で店舗型風俗店が厳しく制限された一方、無店舗型の派遣風俗店、いわゆるデリヘルが急増した。

 本書には、デリヘル嬢へのインタビューの他、客である男たちへの突撃インタビューも載っている。

「男という生き物は、メシを食った後と一発ヤッた後は気持ちが“ほっこり”としているので、心を開いて話してくれましたよ(笑い)。30代後半で妻子持ちの男性は、2万円90分コースの人妻デリヘルで、3回戦をこなしてきたというツワモノでした。多くのサラリーマンにとって、鶯谷は“会社と自宅の通勤圏にない”ところが魅力のようです」

■デリヘルの聖地では人妻系が人気

 鶯谷では今、人妻デリヘルが活況を呈しているという。
「男たちは、人生経験があってムッチリした包容力のある女性を好むものなんですよね。それと、人妻デリヘルで働く女性たちは、私生活ではPTAをやっているような、きちんとしたいいとこの奥さんが多い。そういう落差があることで、彼女たちも“私がこんな破廉恥なことを……”と余計に発情するようです」

 鶯谷は、しょうしゃな民家とラブホテルとが混在しているところも面白い。
「正岡子規の終焉(しゅうえん)の住まいである『子規庵』や、初代林家三平が住んでいた邸宅があるのもこの地で、周囲は完全なるラブホテル街です。まだ鶯谷に足を踏み入れたことがないなら、まずは散策から始めてそのユニークさを体感し、それからデリヘル嬢と遊んでみるのもいいかもしれませんね」

◇もとはし・のぶひろ 1956年埼玉県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。ノンフィクション、小説、エッセーと幅広く活躍。著書に、自伝的小説「裏本時代」「AV時代」、45件の事件に迫る「戦後重大事件プロファイリング」、潜入ルポの傑作「やってみたら、こうだった」シリーズなど多数。

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