相沢紗世が鑑賞の狩野一信「五百羅漢図」 今なら画材1億円

相沢紗世が鑑賞の狩野一信「五百羅漢図」 今なら画材1億円
NEWSポストセブン2013.11.27 16:00

http://www.news-postseven.com/archives/20131127_228781.html

五百羅漢図「第9幅浴室」に驚く相沢紗世さん


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【五百羅漢図「第9幅浴室」に驚く相沢紗世さん】

「ナマの日本美術を観に行こう」と始まった大人の修学旅行シリーズ。美術初心者にも易しく分かりやすくをモットーに、今回も先生役はお馴染みの「日本美術応援団」団長・山下裕二教授。生徒役のモデルの相沢紗世さんを連れて一路、山口県立美術館へ。幕末の鬼才絵師・狩野一信が描く『五百羅漢図』の世界を案内する──。

「狩野一信五百羅漢図」狩野一信, 小学館著(小学館 48,300円)


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狩野一信の代表作『五百羅漢図』全100幅を中心に、これまであまり知られてこなかった幕末の狩野派の画家、一信の画業を解き明かす企画。代表作『五百羅漢図』のすみずみまでが初めて明らかになる豪華画集。


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狩野一信 小学館 小学館発行年月:2011年03月 予約締切日:2011年03月08日 ページ数:2


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・発売日:2011年03月
・著者/編集:狩野一信, 小学館
・出版社:小学館
・サイズ:単行本
・ページ数:2冊
・ISBNコード:9784096998571

【目次】
五百羅漢図
頼朝千羽鶴放生会図
牛若丸と弁慶
羅漢図
源平合戦図屏風
龍虎図屏風
趙雲図
鍾馗図
踊り骸骨図
天神図〔ほか〕

【著者情報】
安村敏信(ヤスムラトシノブ)
1953年、富山県生まれ。東北大学大学院修士課程(日本美術史)修了。1979年より東京・板橋区立美術館に勤務、現在同館館長を務める。江戸期を中心に、日本美術の魅力を伝えるユニークな企画展を多数開催している

山下裕二(ヤマシタユウジ)
1958年、広島県呉市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修了。1990年より明治学院大学文学部芸術学科で教鞭をとり、現在同学科教授

相沢:じつは2年前の江戸東京博物館の『五百羅漢図』展も観に行ったんです。100幅で500人の羅漢さんは壮観。最後はその迫力に力尽きてしまうほどでした(笑い)。

山下:幕末の絵師・狩野一信が描いた日本美術史上空前絶後の超大作を初めて全幅公開したんですが、あのときは開催の4日前に東日本大震災に見舞われて、1か月半も延期することになってしまった。じつは、狩野一信は完成まであと4幅というところで亡くなったといわれていて、偶然の一致とは思えず、背筋が凍えましたね。

相沢:それにしても、1幅目から順に見ていくと、どんどん雰囲気が変わっていきますね。これは超絶技巧というか、1幅でお腹いっぱいになってしまうくらいの繊細さで凄い……。

山下:この第9幅には羅漢の入浴場面が描かれていますが、この御簾は1ミリ間隔の線が均一に引かれているんですよ。御簾の奥の様子まで透けて見える表現には恐れ入る。この凄さは図録ではなかなか感じられないでしょう?

相沢:本当! あくびをしている小僧さんや髭剃り耳掃除をしてもらっている羅漢さんもいますね。

山下:最初は淡々と羅漢の日常を描いているんですが、21幅目あたりからスイッチが入ってアドレナリン全開(笑い)。21~24幅には六道の地獄が描かれていますが、まるで歌舞伎の見得を切っているような力強さですね。

相沢:髪の毛まで一本一本描かれているし、色使いも多彩。着物の柄も一つとして同じものはないんですよね? 本当に豪華というかなんといえばいいのか。

山下:表具は西陣に特注で織らせています。絹の裏から金色をのせる裏彩色も施され、漆を重ねている部分も少なくない。画材だけでも、今なら1億円以上かかっているはずですよ。大寺をスポンサーにした世紀の一大プロジェクトだったんです。

山口県立美術館の展覧会場にずらりと並んだ圧巻の「五百羅漢図」


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【山口県立美術館の展覧会場にずらりと並んだ圧巻の「五百羅漢図」】

相沢:これだけの作品、どれくらいの時間がかかったんでしょうか。

山下:100幅描き上げるのに10年というから、1幅仕上げるのに大体1か月。しかも、新勝寺や浅草寺はじめ、名だたる寺から依頼される“売れっ子作家”でしたから、寝る暇もなかったでしょう。

相沢:100幅も最後の方になると雰囲気だけでなく、絵そのものが変わった気がします。

山下:最後の方は弟子たちが描いたんでしょう。糟糠の妻が筆をとったのではないかともいわれます。一信本人に、最後まで描かせてあげたかったと思わせるところも含めてこの作品の魅力なんですね。

●山下裕二(やました・ゆうじ):1958年生まれ。明治学院大学教授、美術史家。『日本美術全集』(全20巻・小学館刊)の監修を務める。美術史の専門家でありながら親しみやすい語り口と斬新な切り口で日本美術を応援する。

●相沢紗世(あいざわ・さよ):1978年生まれ。雑誌『BAILA』『STORY』『GOLD』の人気モデルとして活躍中。2010年よりテレビ『ぶらぶら美術・博物館』(BS日テレ)にレギュラー出演するほか、多くのCMでも活躍。

■『五百羅漢図』展
 徳川将軍家の菩提寺だった東京・芝公園の増上寺に秘蔵されてきた『五百羅漢図』。身の丈ほどの掛軸100幅(100枚)に描かれた羅漢たちが一大叙事詩を繰り広げる超大作を一挙公開。山口県立美術館(~12月8日)にて開催中。

撮影■太田真三
※週刊ポスト2013年12月6日号


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