涸沼 ラムサール条約登録へ 県など来年度協議会設立 (東京新聞2013年10月31日 茨城)

【茨城】
涸沼 ラムサール条約登録へ 県など来年度協議会設立
東京新聞2013年10月31日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20131031/CK2013103102000145.html


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地元自治体などがラムサール条約登録を目指す涸沼。奥に見えるのは筑波山=大洗町で


 茨城町、大洗町、鉾田市の三市町にまたがる涸沼(ひぬま)のラムサール条約登録を目指す協議会が、県や農漁業など関係団体を交えて来年度に発足する。目標は二〇一五年の条約登録。周辺の自然保護意識の高まり、観光や漁業、地域の活性化につながると期待される。 (妹尾聡太)


 涸沼は面積九百三十五ヘクタール、平均水深二・一メートルで、周辺の農地や林地を含む二千七十二ヘクタールが県の鳥獣保護区に指定されている。絶滅危惧(きぐ)種のヒヌマイトトンボが生息することなどが条約の基準を満たすとして、一〇年には国の「潜在候補地」百七十二カ所の一つに選定された。


 茨城や栃木など四県にまたがる渡良瀬遊水地が一二年にラムサール条約に登録されたのをきっかけに「涸沼でも」と地元で機運が高まった。県と三市町は今年六月から勉強会を設け、渡良瀬遊水地の登録に尽力した栃木県小山市の担当者を講師に招いたりしながら、登録までの具体的な手順を学んでいる。


 登録の要件は、国際的に重要な湿地として条約の基準を満たし、法律で保護され、地元自治体が賛成していること。県は国とも調整しており、今のところ、一五年にウルグアイで開催される締約国会議までには要件が整う見通しという。


 涸沼には水鳥のスズガモ数千羽が毎年飛来し、オジロワシやオオワシなども見られる。条約登録によって生態系保護の理解が進み、環境教育やバードウオッチングの場として活用されそうだ。涸沼特産のシジミが「ラムサールブランド」として脚光を浴びる可能性もある。一方、県環境政策課は「知名度が高まることで観光客が増え、その結果として自然が荒れてはならない」と課題も挙げる。


 <ラムサール条約> 正式には、イランのラムサールで1971年に採択された「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」。湿地や動植物の保全・再生、賢明な利用、交流・学習を柱とする。2012年8月現在で締約国162カ国、2046カ所(1億9300万ヘクタール)の湿地が登録されている。うち日本は釧路湿原など46カ所(13万7968ヘクタール)。





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