「ヌーヴェル・ヴァーグ 山田宏一写真集」山田宏一著(平凡社 2310円)

「ヌーヴェル・ヴァーグ 山田宏一写真集」山田宏一著(平凡社 2310円)
【書籍・書評】
日刊ゲンダイ2013年8月29日 掲載

http://gendai.net/articles/view/book/144271

<「新しい波」の熱気を伝える写真集>

「ヌーヴェル・ヴァーグ 山田宏一写真集」山田宏一著(平凡社 2,310円)


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ヌーヴェルヴァーグ: 山田宏一写真集
平凡社
山田 宏一

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ヌーヴェル・ヴァーグ [ 山田宏一 ]
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山田宏一写真集 山田宏一 平凡社発行年月:2013年07月19日 ページ数:95p サイズ:単行本


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・発売日:2013年07月19日
・著者/編集:山田宏一
・出版社:平凡社
・サイズ:単行本
・ページ数:95p
・ISBNコード:9784582277975

【内容情報】
1960年代、「カイエ・デュ・シネマ」同人として、トリュフォーやゴダールらと交友した、山田宏一にしか撮影できなかった、ヌーヴェル・ヴァーグの素顔と輝きを伝える、貴重なドキュメント。名著『友よ映画よ、わがヌーヴェル・ヴァーグ誌』のヴィジュアル版。

【目次】
1 アルファヴィルのほうへ
2 アンナ・カリーナに恋をした
3 ロシュフォールの恋人たち
4 子供たちの時間ー『トリュフォーの思春期』撮影ルポ
5 カンヌ1968
6 五月革命あるいはゴダールの決別ーわがヌーヴェル・ヴァーグ始末記

【著者情報】
山田宏一(ヤマダコウイチ)
映画評論家。1938年ジャカルタ生まれ。東京外国語大学フランス語科卒業。1964~67年パリ在住。その間「カイエ・デュ・シネマ」誌同人

 映画評論家の著者が、1960年代のフランス滞在中に親交を持ち撮影したヌーヴェル・ヴァーグの映画人たちのスナップショットを編んだ写真集。
「ヌーヴェル・ヴァーグ」とは仏語で「新しい波」の意で、1950年代末に怒涛のごとく登場するや、世界の映画の流れを変えてしまったフランスの若い映画作家たちとその作品の総称だ。

 著者が、ヌーヴェル・ヴァーグの旗手と呼ばれるジャン・リュック・ゴダール監督と初めて会ったのは1965年、「アルファヴィル」の撮影現場だった。監督が、ヒロインで、当時の妻であったアンナ・カリーナらに指示をする様子など、作品は撮影現場の心地よい緊張感を伝える。

 身近で垣間見た監督の仕事ぶりを伝えながら、「かくかくの理由でこうすべきではないとは言うけれども、けっしてこうすべきだとは言わない」と、ゴダール流演技指導などもエッセーで紹介。

 さらに、その日に約束を取り付けて後日、アンナ・カリーナには単独インタビューにも成功。訪ねた大きな屋根裏部屋の彼女の自宅は天窓もなく、電気スタンドと気を使って彼女がともしてくれたロウソクの明かりだけを頼りに写したという写真は、その美しさはもちろん、彼女の人柄までが伝わってくるようだ。

 その他、フランソワ・トリュフォー監督の「おこづかい」(邦題「トリュフォーの思春期」)や、ジャック・ドゥミ監督の「ロシュフォールの恋人たち」の撮影現場、さらに、フランス5月革命の最中に彼らが蜂起して、開催中のカンヌ映画祭に乗り込み、映画祭中止を呼びかけた歴史的記者会見の様子まで。

 貴重な写真とテキストで、ヌーヴェル・ヴァーグの熱気を伝える。






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