【比べてみま選科】  富士塚  (東京新聞2013年8月30日)

【比べてみま選科】
富士塚

東京新聞2013年8月30日



 世界遺産登録に沸く富士山。登山シーズンはもう終わりだが、やっぱり一度は登ってみたい-、という人にお薦めなのが、ミニ富士ともいえる「富士塚」だ。富士山信仰に基づいて造られたもので、体力に自信がない人でも簡単に登ることができる。手軽に「富士登山」が楽しめる都内3カ所を紹介。

◆都内では最古 30歩で頂上に

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千駄ケ谷の富士塚 東京都の指定有形民俗文化財。1789年の築造、現存する都内の富士塚の中で最も古いといわれる。高さは7~8メートル。登山道は3ルートほどあり、30歩ほどで頂上に到着する「く」の字のルートがお薦め。希望すれば神社でご朱印(300円)が。頂上付近には富士山と同様、ご霊水が湧くとされる「金明水」と「銀明水」を模したものも。丸く盛り上がった塚の前にある池は、築造の際に土を掘った跡。

◇鳩森八幡(はとのもりはちまん)神社。渋谷区千駄ケ谷1の1の24。JR総武線千駄ケ谷駅徒歩5分。(電)03・3401・1284


◆江戸期に原型 麓には御胎内

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中里の富士塚 高さ約12メートル、直径30メートルの練馬区指定文化財。記念碑の記述から1874年築造と推定されるが、文政5(1822)年と刻まれた石碑も見られ、江戸時代に既に原型があったとの見方も。麓付近には、富士山と同じく、噴火でできた溶岩のトンネルのような「御胎内(おたいない)」が。ジグザグの道を登る途中には1~10合目までの石碑など、36基もの石造物があり、観察しながら登るのも面白い。頂上には、小さなお宮も。

◇八坂神社境内。練馬区大泉町1の44。西武池袋線保谷駅からバス。問い合わせは、石神井氷川神社(電)03・3997・6032


◆「ぶじかえる」願った石造物

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品川富士 高さは15メートルほどで、都心では最も高い位置になる。1869年に造られ、1922年に第1京浜国道の建設のため、西に数十メートル移動して現在の場所に。境内に向かう階段を20段ほど登ると登山口に到着。そこから30歩ほどで7合目、最後に急な階段を登ると展望が素晴らしい頂上へ。途中、造築に携わった人たちの名前が刻まれた石碑や、「富士」と「帰る」をかけた「ぶじかえる」という石造物も。

◇品川神社境内。品川区北品川3の7の15。京浜急行新馬場駅北口徒歩すぐ。(電)03・3474・5575

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