方言チャートで出身県当てます 大学生らネットで公開 (東京新聞2013年8月28日)

【社会】
方言チャートで出身県当てます 大学生らネットで公開
東京新聞2013年8月28日 13時59分

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013082890135945.html


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篠崎晃一教授(右)と学生の小野梨紗子さん=東京都杉並区で(千葉一成撮影)


 方言に関する二択質問にいくつか答えるだけで、出身都道府県を割り出す-。そんな「方言チャート」を東京女子大学の篠崎晃一教授(社会言語学)と十一人のゼミ生が開発し、二十八日、インターネット上で公開した。一年以上にわたる試行錯誤の結果、出身都道府県にたどり着く的中率が八割以上に高まった自信作だ。 (清水俊介)

 チャートは「翌日、家に不在の時、『明日、家におらん』と言いますか」という質問から始まる。「おらん」を使うのは主に西日本。そこからいくつかの質問で、関東や東海、九州といった地方を絞り込んでいく。

 さらに進めると、その県でしか使われない方言を扱う質問になる。例えば、模造紙のことを「ガンピ」と言うのは富山県だけ。かさぶたが干からびた状態を「かんぴんたん」と言うのは三重県だけ。こうして、十問程度の質問に答えれば、出身県を判定する画面にたどり着く。

 「方言はお年寄りだけが使うのではない。若い人が方言と気付いていない言葉遣いを、チャートを通じて掘り起こしてみようと思った」。篠崎教授は二〇〇八年にもチャートの作成に挑んだが、的中率が不十分だった。より精度の高いチャートの完成を目指し、昨年春、ゼミ生と再び作業を開始した。

 質問は教授と学生が考案。その上で、学生が各都道府県出身者から、本当にその地方だけで使われるか、他では使われていないかといった確認を行い、百十問からなるチャートが完成した。

 難しかったのが関東地方。特に東京、神奈川にたどり着かせるのに苦労した。神奈川に導く質問の一つは「中学時の実力テストを『ア・テスト』と言うか」。こうした学校現場で使われる地域性のある言葉も、広い意味で方言だ。

 完成したチャートを三百人に試してもらったところ、的中率は83%に達した。ただ、県境付近の出身者は隣県の方言が混在することもあるため、チャートでは隣県にたどり着く人もいる。こうしたケースも含めると、チャートの的中率は九割になるという。

 ゼミで統括役を務めた三年生の小野梨紗子さん(20)は「多くの人に試して、楽しんでもらいたい」と話す。方言チャートのアドレスはhttp://ssl.japanknowledge.jp/hougen/

出身地鑑定!! 方言チャート

(東京新聞)

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