<ヒーロー> 「野球の神様はいる」 板垣文哉選手(3年) 前橋育英 (東京新聞2013年8月20日)

【群馬】
<ヒーロー>「野球の神様はいる」 板垣文哉選手(3年)
東京新聞2013年8月20日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130820/CK2013082002000167.html


画像

9回裏前橋育英2死一塁、二塁打を放ち雄たけびを上げる板垣選手

 2点を追う九回裏の打席。不思議と気持ちは晴れやかだった。

 直前のネクストバッターズサークルで空の美しさに見とれた。甲子園の空は青かった。しばらくすると緊張や焦りを感じなくなった。一塁側ベンチを眺めても、勝ち試合と錯覚するほどみな穏やかに笑っていた。
 2ストライクに追い込まれても動じなかった。交代した相手投手の投球練習を入念に見ていたため、配球の組み立ての予想は付いた。

 5球目。狙っていた低い外への変化球が来た。バットをぶつけるように振り抜くと、打球は右翼線へ。「入れ、入れ」。念じながら走り、二塁上でほえた。続く高橋投手がこん身の一撃で続き、同点のホームインを果たすと、再び言葉にならない雄たけびをあげた。

 大阪市内の宿舎では早朝、周辺を散歩してごみを拾うのがナインの日課になっている。荒井直樹監督は日ごろ「ごみ拾いは運を拾う」と選手たちに諭している。

 この日、九回2死からの猛反撃でもぎ取った劇的勝利も“拾った運”だったのか。「野球の神様はいるんだ」。そう感じるとともに「劣勢でも勝てる」という自信が付いた。

 「最高の夏。あと2勝して優勝したい」。風は間違いなく、前橋育英に吹いている。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック