【親子でぶらり 学べるスポット】 江戸の技 上から下まで 東京都水道歴史館(東京都文京区)

【親子でぶらり 学べるスポット】
江戸の技 上から下まで 東京都水道歴史館(東京都文京区)
東京新聞2013年8月15日



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復元された江戸時代の長屋の様子


 江戸時代、世界最大の都市だった江戸は、上下水道でも世界最高水準の設備を持っていた。

 「水田での稲作を行い、河川氾濫を防ぐため古くから利水、治水を行ってきた歴史がありました。培われてきた技術が反映されたといえるでしょう」。東京都水道歴史館の企画調査責任者、吉田雅之さんは語る。

 玉川上水などから引き込まれた水は町に入ると石、木、竹で作られた管で市中の上水井戸に送られた。水道の総延長は152キロに及んだ。

 「上水と下水が混じらないように工夫されていました。欧州では都市に下水やごみがあふれていたころです」と吉田さん。「幕末に日本を訪れた外国人が、町がきれいなのに驚いたのにもうなずけます」

 こうした江戸時代の水道資料は歴史館2階で展示されている。羽村の取水堰(せき)からわずか92メートルの落差で、市中に水を行き渡らせるため、水をためて水位を保つ桝(ます)による工夫や、漏水を少なくするための管や継ぎ手など、当時の技術が一目で分かる。

 1階では明治以降、震災や戦争などを乗り越えて規模・水質ともに世界有数のレベルにある都内の水道の歴史が実物、模型や映像などで紹介される。

 「31日まで小学生を対象に『クイズにチャレンジ』を行っています。低学年対象と4年生以上が対象のものとがあり、どちらも館内をよくご覧になれば解ける仕組みです。ぜひ挑戦してみてください」と吉田さんは話し、「24、25日には縁日も開かれます。水の飲み比べもありますよ」と付け加えた。 (仁)

 ★東京都水道歴史館 文京区本郷2の7の1、JR御茶ノ水駅、地下鉄本郷三丁目駅から徒歩8分。400年に及ぶ江戸・東京の水道の歩みを4カ国語の音声ガイダンスを交えて展示。入館無料。原則第4月曜と年末年始は休館。(電)03・5802・9040

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●足を延ばせば…

 ★日本サッカーミュージアム 文京区本郷3の10の15、JR御茶ノ水駅徒歩7分。150インチの大スクリーンでサッカーの3D映像を流す。日本サッカーの歴史史料展示や代表ロッカールームの再現、サッカー殿堂の展示なども。入館料大人500円、小中学生300円。原則月曜休館だが、8月19日(月)は開館。(電)03・3830・2002。

 ★野球殿堂博物館 文京区後楽1の3の61、JR水道橋駅徒歩5分。東京ドーム内にある。国内外の野球に関する資料3万点を所蔵、うち2000点を展示。各球団の主力選手のユニホームや用具なども常設展示。9月1日まで企画展「野球で自由研究」を開催。入館料大人500円、65歳以上300円、小中学生200円。原則月曜と年末年始休館。(電)03・3811・3600。

◆ひとこと
 国立科学博物館の小川義和学習企画・調整課長は「江戸時代、人口の密集したところにどうやって水を運んだのか、科学技術として見てほしい」と推薦。

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