蔵で古河を味わう 市民出資 飲食店に改装  (東京新聞2013年7月29日)

【茨城】
蔵で古河を味わう 市民出資 飲食店に改装
東京新聞2013年7月29日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20130729/CK2013072902000161.html


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伝統的な蔵が食事の楽しめる場に改修された=古河市で

 古河市のJR古河駅近くに残る商家づくりの蔵が、カフェやそば屋など風情ある飲食店にリニューアルされた。市民が出資した街づくり会社が運営する。メンバーたちは「食事をするだけでなく、市民が集うコミュニティー施設として、古河の魅力を発信していきたい」とPRする。 (原田拓哉)

 古河駅西口の「鍛冶町」(本町一丁目)は江戸時代、鍛冶職人が数多く住み、明治期以降は問屋町として栄えた。メーンの「鍛冶町通り」は、明治から大正期に建てられた店蔵、レンガ蔵、座敷蔵など伝統的な町家が今も残っている。

 しかし、道路の拡幅工事により、一部取り壊しも計画されたため、街づくりに取り組んでいた市民たちが中心となって合同会社「古河鍛冶町みらい蔵」を設立。歴史的建造物を活用した「街中再生プロジェクト事業」に乗り出した。
 リニューアルされたのは、塩やよしずなどの問屋として使われ「今城蔵(いまぎくら)」と親しまれた五つの蔵。明治初期から大正時代にかけ、建築されたとみられる。

 通りに面した二つの店蔵は、そば屋と創作和食の店に改修された。そば屋は、地元の職人が日替わりでそばを打ち、自慢の一品を披露する。奥に位置したレンガ蔵はカフェにリニューアル。三つの店舗とも天井の梁(はり)などはそのまま残し、店内は古民家風の趣を演出する。ほかの蔵も和室などに様変わりし、イベントに活用する。

 合同会社の鷲尾政市・代表社員は「ここを拠点に、地域が元気になり、その輪が古河全体に広がっていければ」と話す。

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