百里基地の注目急上昇 5月見学者 ドラマ効果で10倍 (東京新聞2013年6月19日 茨城)

【茨城】
百里基地の注目急上昇 5月見学者 ドラマ効果で10倍
東京新聞2013年6月19日



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航空自衛隊百里基地を見学する幼稚園児と案内の隊員=小美玉市で

 航空自衛隊百里基地(小美玉市)の五月の個人見学者が、例年の約十倍に急増している。四月から放映中のテレビドラマ「空飛ぶ広報室」(TBS系)のロケ地となり、戦闘機の離着陸シーンなどが撮影されたためだ。基地側は「これほど多いのは過去にないのでは」とドラマ効果に驚きを隠せない。
 これまで個人見学者は毎月五十人ほど。ところが、ドラマの宣伝が始まった三月は百七人、放映が始まった四月は三百四十四人、五月は五百二十七人と一気に増えた。以前は航空機ファンや高齢者が中心だったが、今は若いカップルの姿もあるという。
 ドラマは航空幕僚監部広報室を舞台に、広報室の男性自衛官とテレビ局の女性ディレクターが、ぶつかりながらも新しい夢に羽ばたくストーリー。基地では三~五月に計四日間のロケがあった。主人公が戦闘機を操縦する場面や、地滑り被害に遭った住民を輸送するシーンが収録され、すでに三話にわたり基地が登場した。
 見学者が増えただけではない。ドラマの小道具として作られた戦闘機のキャップが付いたボールペンが、実際に販売しているものなのかという問い合わせが、三十件を超えた日も。航空自衛隊OBからは「登場人物の髪の毛は長すぎる。あんな隊員は実際にいない」と“お叱り”もあった。
 百里基地は、F15戦闘機や救難捜索機など約六十機を配備。関東圏の自衛隊基地では唯一、戦闘機の飛行訓練を実施している。
 百里基地渉外室長の西脇隆博さん(42)は「百里基地は交通アクセスが悪く知名度が低かった。ドラマがきっかけで飛行訓練の理解が広がり、入隊希望者も増えてくれれば」と話している。

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