【江戸東京 町歩き】 「あっ、ここは確か!」<池上>

【江戸東京 町歩き】
「あっ、ここは確か!」<池上>

【話題】
日刊ゲンダイ2013年6月5日 掲載



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 前々回、戸越銀座で大興奮の散歩をして以来、東急池上線の沿線に俄然興味がわいてきた。「古い電車のドアのそば 2人は黙って立っていた~」と、かつて大ヒットした西島三重子の歌「池上線」を頭の中でハミングしながら、池上駅で降りてみた。

 改札口を出て、左手に行く。実は何度か仕事で降りたことがあるのだが、さして印象に残っていなかった街。しかし今回、気の向くままぶらりと歩いてみたら、あら、いいじゃないの~。

 気に入ったのは、「本門寺通り商店会」。道の両側には、赤い布をかけた長椅子(“お団子屋さん”などに置いているような椅子)がいくつか置いてある。平日の昼間ということもあるのか、その前に歩いた「駅前通り商店会」より賑わい度では落ちるが、それがかえってよく思えた。

 おばあちゃん2人がおしゃべりしながら歩いていたり、元気そうなお母さんたちが自転車を止めて立ち話をしていたり、だれもが日常を大切に過ごしているように見えたのだ。

 駅の周りを小一時間ほどぐるぐる歩いた後だったので、疲れていたこともあり、長椅子に座って一休み。ちょうど目の前に、「PIZZA」と書いた看板がかかった、歴史を感じる店が……。時は午後3時半。カンカン帽子をかぶった80代ぐらいに見えるおじいさんが店から出てきて、手描きの絵が描かれた個性的な雨戸(のようなもの)を外しだした。

「あっ、ここは確か!」
 何年か前、知人に連れられて、蒲田からタクシーを飛ばしてきたことがある店だった。名前は「自由雲」と書いて「じゅん」。来た当時も年季が入っていたが、おじいさん、お元気でやっていらっしゃるんだ。看板メニューのピザとハイボールがうまかったなぁ。

 オープンは夕方からなので、知人と今度来よう。10分ほど先の池上本門寺で肝臓の健康を祈り、また池上線に乗った。
(真)

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