【親子でぶらり 学べるスポット】 やさしくはかない自然 板橋区ホタル生態環境館(東京都板橋区)

【親子でぶらり 学べるスポット】
やさしくはかない自然 板橋区ホタル生態環境館(東京都板橋区)
東京新聞2013年6月6日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyoguide/info/burari/CK2013060602000180.html


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日暮れのビオトープを乱舞するホタル。円内は、草に止まって発光するホタル

 苔(こけ)むした水辺に産み付けられたホタルの卵は約1カ月でふ化し、幼虫は9カ月を水の中で暮らす。春になって土に潜ってサナギに。40日後、ホタルはようやく羽化するが、水辺を飛び回れる時間は10日にも満たない。
 ホタルが光るのは求愛行動とされる。「メス1に対しオスは4から5の割合で生まれます。メスに選んでもらおうと懸命に光を放ちながら飛ぶわけです」と全国にホタルを飛ばす会会長の樋口とくじさんは話す。メスは草の葉の裏などで仄(ほの)かな光を放ちながらオスを待ち、共に繁殖活動を終えると死んでしまう。「ホタルの光がはかないのはそのせいかもしれませんね」
 「環境破壊に弱く、いい水、いい土がないと生きられないんです」。板橋区ホタル生態環境館の阿部宣男施設長の言葉通り、都心でホタルをみかけることはまずないが、同館のビオトープでは、今年も4000匹にも及ぶホタルの乱舞がみられる。
 平成元年に導入されたゲンジボタル、ヘイケボタル合わせて1000個の卵は繁殖を繰り返し、今年が24世代目。今月半ばにゲンジボタル、7月半ばにはヘイケボタルの繁殖が佳境に入り、夜間に一般公開される。
 同館では平成元年のオープン当初からホタルが生息できる水槽の開発にも着手。14年の歳月をかけて「自然の河川の一部を切り取った」(阿部さん)水槽が平成14年に完成した。「カビや雑菌を防ぐ一方、いいバクテリアは残す必要がある。試行錯誤しました」と阿部さんは振り返り、「子どもたちにはぜひ、自然の持つやさしさを味わってほしいですね」と話す。 (仁)

◆ひとこと
 「ホタルの光をみて感動、感激し、自然の営みに感謝してほしい。3つの『感』を蘇(よみがえ)らせる『三感蘇生』ですね。そのうえで環境などについて考えてもらえれば」と阿部さん。
 ★板橋区ホタル生態環境館 東京都板橋区高島平4の21の1、都営三田線新高島平駅徒歩7分。夜間公開はゲンジボタルが6月14日(金)~16日(日)、ヘイケボタルが7月13日(土)~15日(祝)。いずれも19時半から21時半。整理券(18時半から配布)が必要で先着2000人。昼間の施設見学もできる。月曜休館。無料。問い合わせは同区環境課管理係=(電)03・3579・2591。

●足を延ばせば…
 ★いたばしボローニャ子ども絵本館 板橋区本町24の1、都営三田線板橋本町駅徒歩5分。伊・ボローニャ市から寄贈された80カ国約2万4000点の絵本を所蔵する専門図書館。閲覧のみで貸し出しは原則行わない。入館無料。原則月曜と月末、年末年始休館。(電)03・3579・2665。
 ★植村冒険館 板橋区蓮根2の21の5。都営三田線蓮根駅徒歩5分。冒険家植村直己さんが使っていた装備や活動を伝える写真などを展示。アウトドア図書の一部貸し出しや自然塾などのイベントも。1970年にエベレスト登頂を果たすまでの足跡を追った「植村直己、エベレストに立つ」を開催中(30日まで)。入館無料。原則月曜、年末年始休館。(電)03・3969・7421。

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