【暮らし】 <食卓ものがたり> 金福スイカ(福井市)  (東京新聞2013年6月29日)

【暮らし】
<食卓ものがたり> 金福スイカ(福井市)
東京新聞2013年6月29日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2013062902000159.html


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金福スイカの出来具合を確かめる飯塚憲一さん=福井市で

 スイカが食べたくなる季節が到来。めでたい名前のスイカがあると聞いて、福井市を訪ねた。重さ約二キロの小玉で種なし。つやのある黄金色の「金福(きんぷく)スイカ」だ。市園芸センターが開発し、二〇〇三年に農林水産省の登録品種になり、当時の市長が命名した。
 センター内のハウスで収穫時期を迎えていたが、地面に並んでいたわけではなかった。つるで上方に誘引され、大きな夏ミカンぐらいのサイズの金福スイカが、タマネギ袋で支えられた状態で成熟していた。
 市園芸センター主幹の飯塚憲一さんは「こうした立体栽培を農家に勧めている」と説明する。しゃがんだ状態で作業しなくていいので、作業は楽。高齢の農家でもスイカ栽培に取り組みやすくなる。
 「普通のスイカは重くて作業が大変。だから小玉スイカ」という考え方が、生産者側にある。消費者側でも、核家族化で小玉が好まれる傾向がある。冷蔵庫に収まる大きさであることもありがたい。最近は種なしの果実を好む消費者が増えている。
 しかし、飯塚さんは「大玉に負けない食味にするのが難しい。種なしの品種は育てにくい」と説明する。市園芸センターでは一九九七年から、小玉の種なしスイカの開発試験を始め、試行錯誤の末、六年後に品種登録にこぎつけた。
 「シャリシャリした食感でも大玉に太刀打ちできるようになった」と飯塚さん。まろやかな甘さや皮近くまで果肉がある点も強み。
 福井県はスイカの有力産地ではないが、飯塚さんらの営農指導が徐々に実り、福井市内の金福スイカの生産農家は三十五軒まで増えた。海岸近くの砂丘地でも栽培されている。収穫時期は六月下旬から十月まで。収穫量は年間約五千個だ。
 福井県内だけでなく、大阪市など遠くのデパートでも販売されている。値段は普通のスイカより高め。黄金色で高級感があるので、JA福井市では「贈答品として人気がある」という。福井市独自のブランドとして育ってきたが、全国的には知名度はまだまだ低い。「ブランド力を高めていく努力を農家とともに続けていきたい」と飯塚さんは結んだ。
  文・写真 白井康彦

<味わう>


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 金福スイカの果肉は、普通のスイカと同様な赤色。種なしだが、種の白い皮は残っている。小玉、種なしの人気は金福スイカだけでなく、国内のスイカ全体の傾向だ。
 国内のスイカの生産量は、50年ほど前から減少傾向が続き、今はピークの3分の1ほど。しかし、小玉スイカの生産量は近年はほぼ横ばい。スイカ全体の中での比率は16%ぐらいまで上がっており、小玉スイカの健闘が目立つ。
 消費者向けアンケートなどでは「特徴があって買いたいスイカ」の1位に種なしスイカが入るという。世界的にも種なしスイカは増加傾向で、米国ではスイカの約7割、欧州では約3割が種なしになっているとみられる。


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