絶滅危機のシンリンオオカミ 「新居」で子づくり支援  (東京新聞2013年5月15日 群馬)

【群馬】
絶滅危機のシンリンオオカミ 「新居」で子づくり支援
東京新聞2013年5月15日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20130515/CK2013051502000160.html


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じゃれ合うシンリンオオカミの群れ=富岡市の群馬サファリパークで


 「群馬サファリパーク」(富岡市)は、絶滅の恐れがあるシンリンオオカミのユニークな繁殖に乗り出す。飼育中の群れとは別に、園内に新しい群れのための居住スペースを設け、「子づくり」に励んでもらおうという試みだ。

 野生のオオカミは群れで行動し、厳しい秩序がある。子づくりできるのはトップの雄と雌だけ。トップが死んでも、別の群れと交わりながら子孫を残す。

 同パークでは現在、雄五頭、雌四頭を飼育。計画では、放し飼いにしている約二千百平方メートルの山林を約一・六倍に拡張。柵を設置して、二つのゾーンに分ける。

 新しくできたゾーンに、七歳の雌を移し、他の施設から迎え入れる雄と同居させる。相性にもよるが、発情期(四月ごろ)には新たなカップル誕生が期待できるという。

 雄と雌をお見合いさせる「ペアリング」には、慎重を要する。けんかして、いったん引き離せば、二度と同じ群れにはなれない。一方で、けんかがエスカレートすれば命を落とすこともある。二頭の関係を見極める飼育員の“眼”が鍵を握る。

 同パークは二〇〇七年から繁殖に取り組み、〇九、一〇年で計十頭が生まれ、夜間を過ごす獣舎が満杯になりペアリングを中止していた。シンリンオオカミは同パークを含め全国八園にいるが、同パークは種の保存のため新居の整備が必要と判断。設備はすでに完成し、六月初めの利用開始を見込む。

 北村昭二動物課次長(50)は「不安はあるが、日本のオオカミ繁殖の中心になるように挑戦したい」と意気込んでいる。

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