瀬谷丸 月内にも完成 来月「横浜開港祭」でお披露目 (東京新聞2013年5月4日 神奈川)

【神奈川】
瀬谷丸 月内にも完成 来月「横浜開港祭」でお披露目
東京新聞2013年5月4日



画像

建造中の瀬谷丸=熊本県天草市で(4月中旬、実行委提供)


 東日本大震災で被災した岩手県大槌町の漁師たちに漁船を贈ろうと、横浜市瀬谷区の有志らが集めた募金で建造中の「瀬谷丸」が、今月中にも完成する。八月以降に出漁できる見通しだ。横浜の人たちに募金のお礼の意味を込めて、六月八、九日の「第三十二回横浜開港祭」で、お披露目されることになった。

 募金活動は、瀬谷区の若手経営者らが、被災地のボランティア活動を通じ、漁師から「船がないため仕事ができない」と聞いたことがきっかけだった。サケ漁が盛んな大槌町では、津波で漁船の九割が被害に遭ったという。

 有志で「『三陸沖に瀬谷丸を!』実行委員会」を発足し、昨年三月から募金活動を始めた。四カ月後、集まった約三千六百二十五万円を漁師らに贈った。

 瀬谷丸は熊本県天草市で建造が進む。全長二四・八メートル、重さ一九トンの底引き網漁船。完成後、海路で大槌町まで行く途中、給油で横浜港に立ち寄ることになり、開港祭でのお披露目が決まった。

 会場の臨港パーク(横浜市西区)で開かれるお披露目の式典には、街頭募金に立つなど活動に協力してくれた瀬谷区内の小中学生たちを招待する。

 実行委の露木晴雄会長(33)は「募金してくれた人たちの思いが瀬谷丸という形になった。横浜でお披露目してくれるのは願ってもないことで、いい恩返しになる」と話す。(中沢誠)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック