【江戸東京 町歩き】 二大不思議がある <戸越銀座>

【江戸東京 町歩き】
二大不思議がある<戸越銀座>
【話題】
日刊ゲンダイ2013年5月22日 掲載



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「戸越銀座には二大不思議があるんだよね」と、戸越銀座で生まれ育ったIさん(63)。その二大不思議を見に、東京一長いといわれる戸越銀座商店街を共に歩いた。

 駅を背中にして左の方向へ。Iさんによれば、「パチンコ屋が2軒並んでいるんだけど、その1軒はオレが子供の頃から廃業している。なぜ取り壊さないんだ?」。見ると倉庫として使っているようだが、あまり活用はしていない感じ。都心の一等地を長年放置って……。何かが埋まってる?

 さらに歩き、Iさんが道路に面した大きな建物を指さした。
「あれがオレが卒業した中学校。当時からビルの中にあるんだけど、子供が激減している今、中はどうなっているんだろう?」

 中学校の周りをぐるりと歩くと、目が回りそうなほど細かに回転しているらせん階段が目に付いた。ビルの一角には運動場があり、温水プールも。時間が遅いせいか、子供の気配がしないのが残念だった。

 Iさんの二大不思議は、彼の中学時代の同級生がやっている寿司屋「勢家」ですぐ判明。その答えは……ぜひ「勢家」で。うまくて感じがいいっす。大将によれば、「戸越銀座という名前の由来は、本家のブランドイメージを拝借して“〇〇銀座”と登録した最初の商店街だったからというのがひとつの説。もうひとつは、関東大震災で家を失った被災者が戸越に移り住んだ時、銀座から不要になったレンガをもらったから」。

 さすが、地元で長年やっている寿司屋さん。戸越銀座の情報に精通していて、「なぜ商店街に『百番』という中華屋が2軒あるのか?」「路上で飲み食いできる店が多いのはなぜ?」「店の家賃はどれくらい?」などなど、聞けばすぐに答えが返ってきた。

 戸越銀座には総菜屋が多い。地元民ならではの確実な情報から、商店街の端っこの方にある「かたばみ精肉店」で絶品ハムカツをいただいた。

 ちなみに、「百番」は老兄弟が2軒を別々に切り盛りしているからだ。
(真) .

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