坂東・歴史ある酒蔵  「秀緑」を観光拠点に (東京新聞2013年4月24日)

【茨城】
坂東・歴史ある酒蔵  「秀緑」を観光拠点に
東京新聞2013年4月24日

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20130424/CK2013042402000157.html


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観光拠点施設として活用される市中心部に残る酒蔵=坂東市で

 坂東市は、市中心部に残る歴史ある酒蔵(同市岩井)の建物を活用し、ガラス工房やレストランなどが入る観光拠点施設にする計画を進めている。具体的な活用案は、事業主でつくる商業集客施設整備検討委員会が五月にまとめ、市に答申。二年後のオープンを目指す。(原田哉)
 吉原英一市長は「市内の県自然博物館には小中学生の団体客など年間四十万人の来場者がある。この来場者を市中心部に回廊のように引き込めば、中心部の活性化につながる」と意気込んでいる。
 この酒蔵は創業約百年の大塚酒造の創業当時の建物で、地元の人から商品の清酒「秀緑(しゅうろく)」と同じ名前で呼ばれ、親しまれてきた。後継者がいなかったこともあり、東日本大震災でビンなどが壊れたのを機に廃業した。
 所有者から市に「地元の活性化に役立ててもらいたい」と申し出があり、二〇一一年十二月に、土地と建物を約七千八百万円で購入した。
 市商工観光課によると、酒蔵の敷地面積は約七千八百平方メートル。建物は本蔵、母屋など十一棟ある。
 検討委は昨年八月に発足し、活用策などを協議している。施設の目玉は、女性や若い人たちを中心に人気がある体験型のガラス工房。将来は、工房で作ったガラスを市内の民家の窓などにも取り入れ、色彩豊かな街づくりに役立てる。
 本蔵の一階はレストランが入り、地元農産物を使った料理を提供する。二階は社交ダンスなどができるよう改修することにしている。運営は市民が参加する形で検討している。

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