梅の名所 今年から 偕楽園 「分咲き」→ % (東京新聞2013年3月2日 夕刊)

【社会】
梅の名所 今年から 偕楽園 「分咲き」→ %
東京新聞2013年3月2日 夕刊



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早咲き品種を中心に梅が咲き始めている偕楽園=水戸市で


 日本三名園の一つで、梅の名所として知られる水戸市の偕楽園(かいらくえん)は今年から、「三分咲き」「五分咲き」といった開花状況の紹介方法をやめ、開花本数とパーセントで発表を始めた。なじみが薄い表現に「分かりにくい」との声もあるが、担当者は「丁寧に見どころを伝えていきたい」と理解を求めている。 (妹尾聡太)

 「偕楽園の梅は三千七十二本のうち二百六十本開花しました。開花率は8・5%です」。園のホームページ(HP)は一日現在、こんなふうに開花状況を紹介している。

 昨年までの発表なら「〇・八分咲き」だ。だが、この「何分咲き」の表現について、偕楽園にかかわる人の間では疑問の声が上がっていた。HPを管理する県偕楽園公園課の秋山稔課長も「実は開花状況を正しく表せていない」と指摘する。

 品種が一つであれば「何分咲き」で満開までを推測できるが、園内に植えられている梅は約百品種。早咲きも遅咲きも混在しており、例年、満開となった梅の横に咲き始めやつぼみの梅が並んでいることもある。

 このため「ソメイヨシノのように一斉に咲かないので、『何分咲き』はなじまない」と、開花本数とパーセントで示す全国でも珍しい試みを始めた。秋山課長は「この方式を続ければデータを蓄積でき、数年後には『例年より開花が何日早い、遅い』といった情報も提供できる」と力説する。

 新方式は来園者にとって分かりやすいのか。「水戸の梅まつり」開催中の二月二十八日、山形県米沢市から友人らと訪れた主婦(63)は「『何分咲き』と言ってくれた方が親切かな。少し前に何十本か咲いたと聞いたが、それがどの木なのか分からないし」と話す。

 偕楽園公園課にも毎日、見ごろや何分咲きかなどの問い合わせが数十件ある。秋山課長は「何分咲きかを説明するのは正解がなく苦慮している」と説明。HPでは「水戸の六名木『白難波』『虎の尾』『柳川枝垂』が咲き始めました」などと見どころを伝えている。園内ではボランティアが地図で教えたり、案内したりしている。

 秋山課長は「梅には花を探す『探梅(たんばい)』や花をめでる『賞梅(しょうばい)』など、さまざまな観賞の仕方があり、幹や枝も楽しめる。開花本数や位置など細かな情報提供は、サービス向上にもつながるはず」と新方式を定着させたい考えだ。

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