ツリーと浅草結ぶアートライン完成 芸大生ら観光モニュメント設置 (東京新聞2013年3月20日)

【東京】
ツリーと浅草結ぶアートライン完成 芸大生ら観光モニュメント設置
東京新聞2013年3月20日



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スカイツリーが逆立ちしたような形の「ゆらぎツリー」

 東京スカイツリー(墨田区)と浅草(台東区)をアートでつなごうと、東京芸術大と両区は三年がかりで、散策道「GTS観光アートライン」を完成させた。
 「GTS」は芸大と両区の頭文字。芸大院生らは自作のモニュメント十二点やベンチ五点を隅田川両岸に設置した。作品やルートを紹介するマップ二万部を大学や両区の施設、駅で無料配布する。
 モニュメントのテーマは「スカイツリーを眺めるビュースポットになる作品」だ。絵画と建築、彫刻とデザインなどと、専門の異なる学生や教員らが共同制作した。散策道は一時間半程度で回れる。
 隅田公園(台東区)に設置された「グリーンプラネット」は、パラボラアンテナのような形。底にある小さい穴から顔を出すと、視界一面に緑の植物とその先の空にスカイツリーが見える仕掛けだ。昆虫や小動物の視点からの眺めを味わえる。枕橋際花壇(墨田区)の「ゆらぎツリー」は、スカイツリーが逆立ちしたようなユーモラスな形になっている。近くの川で水面(みなも)に映る逆さツリーを見ることもできる。
 観光アートラインは三者による地域連携事業の一環。隅田川周辺で昨秋、展覧会やコンサートも開いた。
 十九日の完成報告記者会見で、芸大の宮田亮平学長は「芸大は個人の作家を育てるだけでなく、地域の活性化や観光にも貢献できることを示せたと思う」と話した。
 吉住弘・台東区長と山崎昇・墨田区長は「多くの人に散策を楽しみながら芸術や文化に触れてもらいたい」とPRした。 (奥野斐)

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