世田谷区芸術アワード“飛翔” 小説部門に沢さん「パン屋のおやじ」

【東京】
世田谷区芸術アワード“飛翔” 小説部門に沢さん「パン屋のおやじ」
東京新聞2012年12月2日



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保坂区長から賞状を受け取る沢まゆ子さん(右)=世田谷区で


 若手芸術家発掘を目的に世田谷区が二〇〇八年から隔年で開催している「世田谷区芸術アワード“飛翔”」の授賞式が一日、世田谷美術館講堂(砧公園一)で行われた。

 小説部門で受賞したのは、沢まゆ子さん(30)=松原四=の「パン屋のおやじ」。

 出版社の激務に疲れた主人公が、近くの下高井戸商店街にある無愛想な店主のいるパン屋でアルバイトをしながら自分を見つめ直し、再び編集の仕事に戻る物語。商店街の人々との触れ合いを通じ、成長する様子を描いた。

 沢さんは「ほぼ実話。創作活動の時間があるかと思い選んだアルバイト生活だったが、体力的、経済的につらかった」と振り返る。これまでは詩や散文が中心で本格的な小説は今回が初めてという。

 受賞に際し、世田谷文学館の菅野昭正館長から「主人公の人物像が鮮明。町内の雰囲気も手際良くとらえた」と評価を受けた。区の支援で来秋出版予定の新作の執筆に入る。

 「淡々とした日常を描きつつ、読者の心に何かを残せるようなものを書きたい」と抱負を話す。

 授賞式では沢さんのほか、生活デザイン、舞台芸術、音楽、美術の各部門受賞者に保坂展人区長から賞状が手渡された。 (小形佳奈)

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