三菱地所 旧岩崎別邸など寄付  千葉県富里市七栄

【千葉】
三菱地所 旧岩崎別邸など寄付
東京新聞2012年11月7日



画像

寄付を受けることが決まった旧岩崎別邸=富里市七栄で(同市教育委員会提供)


 三菱財閥創業者・岩崎弥太郎の長男で三代目総帥の岩崎久弥(一八六五~一九五五年)が経営していた富里市の「末広農場」跡地と、晩年を過ごした別邸などの建物が、市に寄付されることが決まった。市教育委員会は歴史公園として整備し、将来的に一般公開を目指している。

 施設は同市七栄などの土地約四万二千平方メートルと、居宅や物置、あずまやなど八棟延べ約六百七十平方メートル。三菱地所(東京都千代田区)が所有、管理してきた。

 末広農場は、三菱財閥が明治政府から払い下げを受けた約三百四十ヘクタールの土地で大正元(一九一二)年に開設された養鶏と養豚の拠点。岩手県雫石町の小岩井農場と並ぶ日本の代表的な農場だったが、財閥解体と農地解放で昭和二十年代に閉鎖された。

 別邸は木造平屋で瓦ぶきの約四百四十平方メートル。設計図に大正十五年十二月十五日の日付がある。東京都台東区池之端の本邸は戦後、連合国軍総司令部に接収され、久弥は晩年の七年間を別邸で過ごしている。

 市教委は施設の保存活用策として、敷地を市指定史跡に、別邸とあずまやを国登録有形文化財に、別邸と庭園を歴史公園にすることなどを提案。三菱地所はこれらの実現と、施設を転用せず永続的に維持管理していくことを条件に寄付を申し出た。

 市教委生涯学習課は「十一月中に国の有形文化財の登録を申請する予定。岩崎家への礼節を保ちながら、郷土の誇りを後世に受け継いでいきたい」としている。 (小沢伸介)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック