日刊ゲンダイ2012年10月17日【江戸東京 町歩き】…うま味が凝縮された商店街<白金高輪>

【江戸東京 町歩き】
うま味が凝縮された商店街<白金高輪>
【話題】
日刊ゲンダイ2012年10月17日 掲載



画像


「白金・北里通り商店会」は、とても好きな商店街だ。静かで、こぢんまりしているのだが、“おっ!”と思う店がいくつもある。「うま味が凝縮されている」という言葉がピッタリくる。
「新しい飲食店ができても、内装を変えるだけで外観は昔の建物のまま。だから、商店街全体がまとまっている感じなのよ」とは、「ファーストベイク」のおかみさん。
 白金高輪駅から歩いてくる途中、甘いニオイが漂う「両角ジャム製造所」があった。ジャムの卸会社なのだが、「ファーストベイク」は、ここのジャムを小売りしている数少ない店。「両角さんのジャム入りパンをずっと昔から販売している縁でね」とのこと。
 初めてなのに、昔、来たっけ? と錯覚してしまった「お座敷洋食 ハチロー」で、カキフライ定食を。サクッと揚がったフライがうまい!
「できて60年近くかな。2階がお座敷なんです」
「白金高輪で60年の老舗!?」と驚いたのだが、その後、もっと驚いた。
「ウチは102年。そこのお豆腐屋さんは103年で、一番古い」とは、「星野屋商店」のご主人。「白金三光町」というラベルの日本酒に引かれて入った酒屋さんだ。
「白金三光町」は、東京の酒蔵・田村酒造場にお願いして、特別に造ってもらっているのだとか。「『ひやおろし』も入荷していますよ」と、何種類か試飲をさせてくれた。日本酒もワインも焼酎もこだわりの品ぞろえで「4代目の息子がやってるんですよ」と、ご主人はなぜか楽しそう。
「この商店街のよさを多くの人に知ってもらいたくて、8月に浜松町に『白金酒倶楽部』という日本酒中心の店を始めたんです。これも息子がね。出しているつまみには、この商店街のものも多いんですよ」
 渋い看板の「大久保だんご」や和洋の古建具を扱う「カルロス濱仲商会」、職人が作る革鞄(かわかばん)が魅力の「土屋鞄製造所」などなど、ほかにも楽しめる店がいっぱい。飲食店は、言うに及ばず。
 行かないと損するぞ。(真)


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック